【日記】嬉しかったコメントと自分が得意なこと
先日、『フェルミ研究所』で脚本を執筆した「疲れが限界の人にありがちなこと」のコメントで、「「風呂に入って、ゆっくり寝ろ」という(りんの)セリフを聞いてぼろぼろと泣いた。何回か動画を見て泣いたらすっきりした。チャンネル登録した。」というものを見まして、とても嬉しかったです。
それまではケンジの辛い毎日を描いているわけですが、最後のりんは理想を入れてあります。
辛くて仕方がないときに誰かに助けてもらいたいときに、りんのような先輩や上司が助けてくれるという理想を入れているのです。
「貧乏人にしかわからないこと」や「理不尽あるある」などの話題はつい暗くなりがちですが、嫌な気分のまま終わらせずに前向きな気持ちで終わらせられるようにしたいと思っています。
それは自分だけではなく、フェルミ研究所の方針でもあるのですが……。
ただ、まあ、自分の得意なことが最近わかってきた気がします。
こういう相手を労るようなものが自分は得意なような気がします。
例えば、シチュエーションドラマみたいな音声作品でも、よく褒めるようなものを書きます。
「今日もお疲れ様。とても頑張りましたね。いつでも甘えてくださいね」
こういうのを書くと、かなりウケがいいです。
音声作品は癒やしを求めている人が多いので、徹底的に相手(聞き手)を肯定してあげて受け入れてあげるような表現にします。
ただでさえ厳しい現実を生きているのに、フィクションの中でまで正論や説教を聞きたくないんです。求めているのは安らぎです。
なろう作品でもざまぁ系が好かれる理由も同じで、そうした現実のつらさをフィクションの中で解消したいわけです。
そして、なによりも執筆している私が今かけてほしいセリフでもあるわけですよ。
ただ、まあ、自分が一番かけてもらいたいセリフを自分で執筆していることに空しさを感じることがあります。
でも、自分が作り出した物語で誰かが救われたのであれば、物語の作り手としてこれ以上の幸せなことはありません。
20代の頃の自分はすごい話が書きたかったわけです。
SAOやとあるみたいなアニメ化されて世界中の人々が熱狂するようなすごい話が書きたかったわけですが、どうしてもうまく書けませんでした。
編集者さんからも地に足をつけた話を書け、と散々言われたわけですが、どうしてもうまく書けませんでした。
ただ、癒やし音声作品やソシャゲのキャラシナリオ(男性向けギャルゲ?)を書いていく中で、壮大な話なんて書けるわけがないので、短いながらも相手を労るような話を執筆したら、意外と受けがよかったです。
今も夢はアニメ化して長期シリーズとなるようなすごい話が書きたいですが、なかなかそんな話は書けないので、まずは得意ジャンルである、地に足をつけた癒やされるラブコメ話でも書こうかな、と思っています。
以下の作品は特に自分が脚本を担当したわけではありませんが、癒やし作品というのはこういったものだということで参考に載せておきます。
余談ですが、自分が修羅場中はだいたいジブリ音楽かディズニー音楽をひたすら流しております。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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