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真似の重要性

最近、あらためて【真似の重要性】について考えます。

マンガやイラストはみんな真似から入る人が多いです。

プロのマンガやプロのイラストを模写するところから始めて、徐々にデッサン練習したり、自分のオリジナルキャラをつくったりすると思います。

でも、なぜか小説だと我流で書いてしまう人が多いです。

芸術家を目指している小説ならともかく、ライトノベルなどエンターテインメント作品の場合は上手な人の真似をした方が絶対にうまく書けます。

物語の導入の仕方、展開のさせ方、見せ場の作り方、文章の表現、構成の立て方、題材の選び方、キャラクターや世界観の作り方などなど……。

上達するためには、うまい人の真似をした方が絶対によくなります。

音楽だって、営業活動だって、筋トレだって、スポーツだって、みんなうまい人の真似をしながら、徐々に自分の個性にあった「型」にしていきます。

それは「守破離」と呼ばれるものです。

個人のスキルを表すため、茶道、武道、芸術等、あるいはスポーツや仕事等々において様々な成長のプロセスに用いることが出来、以下のように当てはめることができる。

守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)。 ~ 自律的に作業を遂行できる(1人前)。
破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)。
離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)。

例(落語)

守:古典落語を忠実に表現することができる。
破:古典落語をより面白くアレンジすることができる、あるいはよりわかりやすく表現することができる。
離:経験を活かし新作落語を作ることができる。あるいは、落語から進化した新たな芸風を作ることができる。

守破離 ウィキペディアより引用

でも、なぜか小説だと我流で押し通そうとする人がいます。
むしろ、プロや評価されている作品の真似を嫌がる人もいます。

うまい人や評価されている作品のいいところは、どんどん真似をした方がよいと思います。それが自分のためにもなります。

それは作品から読み取れることだけではなくて、その作家さんの考え方(思考のプロセス、企画の立て方)から仕事の姿勢(毎日執筆するための工夫や食事や生活リズム)まで、いいところはどんどん取り入れましょう。

自分のオリジナルのやり方でうまくいっている人なら真似なくてもよいですが、もしうまくいっていないのなら、どんどん真似てパクっていきましょう。

もちろん他人の文章そのものを、自分の作品にそのまま使用することは、著作権違反になるのでNGです。

しかし、表現の言葉選びや文章のリズム、キャラクターの見せ方、描写の仕方などは、どんどんパクりましょう。

人気のハリウッド映画でもオマージュ元の作品を組み合わせて、人気作品を生み出しています。

売れている作家さんや作品に嫉妬しててもいいので、その作家さんに追いつくためにも、売れている作家さんや作品の分析をして、どんどん真似ていけば、きっと売れるものがつくれるはずです。

あるいは、交流会やコミュニティなどで、どんどん積極的にリスペクトする作家さんに絡んでいき、その方にくっついて質問すれば、きっと自分のプラスになるはずです。

売れている人の周りにいれば、その考え方や仕事の姿勢の影響を受けるので、自分も同じように考えられるはずです。

そんなわけで、自分も売れたいので、どんどん売れっ子作家さんの真似をこれからしていきたいと思います。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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