持病(てんかん)について
今回は、僕の持病についてお話したいと思います。
1.てんかんとは?どんな病気か
みなさん、てんかんという病気をご存知ですか?
あまり知らないという方も多いと思います。
てんかんとは、脳が過剰に興奮することによって、バランスが崩れ、「てんかん発作」が繰り返し起こる脳の病気です。
それでは一体、てんかん発作とはどのようなものなのでしょうか?
2.僕の症状
まず、てんかん発作には種類があり、何種類もあります。患者さんによって、発作が起こる脳の部位が違い、発作の特徴も違います。硬直する発作、脱力する発作、意識を失う発作…など、話すと長くなるので割愛させていただきます。
次に、僕の症状をお伝えしたいと思います。
私の種類は、右側の側頭葉てんかん の複雑部分発作です。症状としては、けいれんし、体にグッと力が入って意識を失います。
不思議に感じるかもしれませんが、発作中は会話も出来て、歩けるそうです。もちろん、その時の記憶はありません。
この発作は硬直するだけなので、倒れたことは一度もありません。他の発作では、倒れたり救急車に運ばれたりする方もいるらしいのですが…。私の発作は、時間も長くて2分もないので、他の患者さんと比べると、私自身、とても軽い発作だと思っています。
具体的には、ブランコをこいでいる時、走っている時、自転車に乗っている時、電車で立っている時、寝ている時などに起こりました。
このようなてんかん発作が起きている時は、安全な場所に移動する以外のことはしないでください。落ち着いて、そっとしてあげるのが一番だそうです。
3.病気を発症してから今に至るまで
発症したのは、小3の頃でした。
自分に合う薬が見つからず、薬の副作用で統合失調症のような症状も併発し、その影響もあり、高校からほとんど勉強も出来なくなり、就職も出来ないまま、今に至ります。
今の主治医に出会うまで、4つも病院を変えてきました。今はやっと薬が安定し、ほとんど発作は起こらなくなりました。
4.まとめ
最後に、重要なことをお伝えします。どれも大切なので、よく読んでいただけると幸いです。
てんかんは、脳の病気で発作の種類がたくさんある。
発作中は、落ち着いて、そっとしてあげる。
自分に合う主治医が見つかるまで他の病院をあたってみる。
障害者手帳、障害者年金、ヘルプマークなどがあることを知っておく。
この記事が誰かの役に立てる日が来ると嬉しいです。ありがとうございました!