正直、天才になりたい。
頭が良かったら、仕事が3倍早く終わるんじゃないかなぁ
読みたい本の内容もスラスラ頭に入ってくるんじゃないかなぁ
収入も今よりも大幅に高いんじゃないかなぁ
今悩んでいる事もちっぽけに感じるんじゃないかなぁ
今回の記事は、題名のように本心からそうなりたい思いながら書いています。やっぱり一部には天才児なる方がいるんですね。下の特徴を見ていると、自分にないものばかりで落ち込みます(;^_^A
あーぁ、自分つくづく凡人だ・・・(笑)
ギフテッドと呼ばれる子どもたち
ギフテッドが集まるバー
ギフテッドとして育った子どもたちが、大人になって社交の場として集まるところもあるんですね。とてつもなく興味があるけど、話についていけない自身がある。
ギフテッドの悩み
そんなギフテッドと呼ばれる方々でも、苦しんでいることがあるんです。論文をもとにまとめていますので、これは一部であり、他にも沢山あるんじゃないですかねー
精神面、社会面に弱さがある
何気ない感覚を過敏に受け取ってしまう
完璧主義
孤立やいじめ
繰り返しを嫌う
うつ状態へ
天才児ゆえの悩みなのか・・・?
いろんなことが分かったり、覚えれたりできるが、思っているよりもずっと大変そう。
1.精神面、社会面の弱さ
精神面や社会面の弱さがあり、学校で友達と関わりが薄かったり、理解されなかったりします。精神と身体、知能と感覚の発達が一緒に成長しないため、認知のアンバランスさが生じてしまい、生きづらさを感じることがあるでしょう。登校拒否の原因になることも。。。
2.何気ない感覚を過敏に受け取ってしまう(OverExcitabilities: OE)
色々なものを覚えやすいのは、元々、神経が情報を受け取ることに敏感なな性質があるからです。そのため、耳からの感覚や皮膚からの感覚などを敏感に感じ取ってしまうこともあります。それだけではなく、感情においても過度に喜んだり、過度に落ち込んだりすることもあります。
3.完璧主義
完璧主義の特徴がよくあり、そのため、完璧にできなさそうならば取り組もうとしなかったり、取り組むのにプレッシャーを感じたりします。またそのことから自己肯定感の低下を招きやすくなります。
4.孤立やいじめ
同年代の友達よりも、知能や精神年齢が高く、物事の感じ方が違っていたりするため、孤立やいじめの対象になりやすいと言われます。
5.繰り返しを嫌う
ギフテッドのお子さんは、いろんなことをすぐに覚えてことができてしまうため、漢字の繰り返し書き取りやドリル系の問題を嫌がります。というよりも、すぐに覚えてしまうため退屈すぎるのでしょうね。
6.うつ状態へ
上のように孤立が起きてしまうことを避けるため、わざと自分の能力を隠したり、反対に学校の先生に反抗して課題を行わなかったりします。また完璧主義があるため、課題に手がつかなかったり、億劫だったりします。このようなことが続くと登校拒否につながってきます。
ここまで、ギフテッドのお子さんの悩みをみると、これまで記事にしてきた発達障害の特性に似たものを感じます。
論文の中では、ギフテッドと発達障害の両方を兼ね備えた(2E:twice exceptional)お子さんもいるとのことですので、明確に分けて理解するのは難しいでしょう。
脳の情報処理の問題
一般的に天才児と言われるギフテッドのお子さんたちですが、脳の情報処理の問題により、社会生活に難しさを抱えていることが考えられます。
脳の中の神経は、幼いころから髄鞘化(ずいしょうか)というのを繰り返しながら、およそ10歳前後まで神経の伝達する速度を速くしていきます。速くなることで出来ることや、分かることがどんどん増えていくと言われています。
つまり、ギフテッドのお子さんたちは、言葉や記憶を扱う脳の部分がより早く髄鞘化して、ほかの部分が追い付かないといった、脳の中でのアンバランスさがあると言えるでしょう。
まとめ
ここまで書いたように、ギフテッドのお子さんたちは、ずば抜けた言語力や記憶力、推理力などを持ち合わせていますが、その力は『諸刃の剣』となっているようですね。
特に学童期では、他者との関わりの中では躓くことが多く、その能力を最大限発揮できず、精神的に落ち込んでしまうでしょう。
やはり、個人の持っている特徴に対して、1つ1つ丁寧に関わることが、大切ですな。
でも、冒頭に書いたように、いろんな悩みが解決できるならば、やっぱり天才になりたいなぁ(笑)
引用・参考文献
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