【勇者Lv.100...になりたい】Lv.2

もう、スライムは諦めよう。


勇者はそう悟った。



勇者「ちょっと、Lv.高いけどゴブリンあたり行こうか」


Lv.2ゴブリン「グヒヒ  ビヒッ」



さっそくエンカウントォ
ゴブリンは、物理も効くし魔法も効く
その地域によって主属性が変わる


今回は序盤の草原だから属性は『風』だな


風なら...あれ?何がいいんだ?
風...風...?え?うそ。わかんないぞ


勇者「めんどくせぇ!物理で勝負だ!いくぞ!」


Lv.2ゴブリン「グガァア?」


気付かれたが時既に遅し勇者はゴブリン目掛けて一刀両断!!!!!!...出来なかった。


【 勇 者 は 2 の ダ メ ー ジ を 与 え た 】


勇者「うん。知ってた。俺スライムも倒せない
雑魚だもん」


頭を攻撃され怒りだすゴブリン
勇者はただただ怯えるしかなかった


Lv.1とLv.2そんな大差が無いのになぜ
ここまで差が出るのだろうか。


勇者はゴブリンを見ながらそう思っていた。あぁ俺はなんで勇者をやっているんだろう


根本的な事を後悔する勇者だが
その様子をゴブリンは待ってはくれない


Lv.2ゴブリン「グゴォ!!!」


ゴブリンは棍棒で勇者を殴り倒した。


勇者「ぐへぁ......あれ、そんな痛くない」


【  ゴ ブ リ ン は 4 の ダ メ ー ジ を 与 え た 】


“そんな大差なかった(⌒-⌒)”


勇者「実力がわかった途端やる気が出てきたぜ!」



それから勇者とゴブリンは1時間を超える死闘を繰り返した(小ダメージの打ち合い)


「はぁ...はぁ...これでっ終わりだァァ!」


勇者は今度こそゴブリンの一刀両断に成功した。


てれれれってれー♪


勇者「これがLv.が上がった感覚!!
力がみなぎるぅ」(攻撃力+1)


勇者「教会いってタダで寝させてもr...」


この時、勇者は出会ってしまった。
そう。あのブルーデビル(スライム)に


勇者「まて、話せばわかる。確かに
Lv.は上がったけれど!HPは無いままだから!待てって!来んなよ!!


ギャァァアアァアァァアアアア!!!」


辺りが暗く静まってる頃。
1人の勇者の悲鳴が聞こえた。


"コンコン"


神父「誰じゃこんな時間に」


神父が、扉を開けるとあるのは一つの棺桶


神父「まじかよ。」