プロベーシストのギャラ事情⑤音楽学校の講師編
前書き
ベース歴27年、高校1年生でベースを弾きはじめ音楽学校を卒業▶︎20代バンドで事務所に所属して国内外問わず活動アーティストのベースサポート▶︎アイドルグループのバンマス▶︎企業関連演奏▶︎音楽学校のベース講師など多方面で活動してきましたが、現在は農業をやってます。
音楽講師のお金事情
まずはじめにプロベーシストの中でもプレイヤーだけで生計を立てているのはほんのひと握りだと思います。
ほとんどの(音楽だけでたべている)方は音楽学校の講師や音楽スクール関係の収入の方が割合的には多いのではないのでしょうか。
むしろライブサポートなど演奏する機会がない期間はそっちの方が安定します。
私はそうでした。17年前ご縁があり25、6歳くらいだった私はスクールディレクターにスカウトされてから音楽学校の講師業を10年くらいやりました。
関連の音楽スクールも入れ合わせたらベース講師は15年くらいになります。全て雇用形態は業務委託となるため時間給でした。
相場は人によって変わりますが時給1,000〜で、高い方でも3,000円くらいかなと思います。
音楽学校の生徒時代はベース講師にやりたいと思ったこともありましたが、実際になってみると講師業一本では金銭的に厳しい現実を知りました。
夢の一つは叶った訳ですが、金銭面だけにフォーカスすると中々に厳しい現実があります。
例えば、学校がある日は良いのですが夏休みなど学校が休みの日は当然講師は休みになりその期間は無給です。
更に人気がない講師はコマ数を減らされる為、気を抜くと収入も減っていきます。
私は対外イベント企画運営も担当していたのでそこそこコマ数はありましたが、それでも学校が休みの期間はアルバイトをしていました。
音楽講師は他と組み合わせると良いかもしれませんが、一本ではガッツリ入らないと厳しいかもしれません。