第二章 第二部 「あかない よ?」
いっかいに、おりるとすぐに……
かちっ、かちっ…………。
「…………!」
また、「あかり」が、くらく……
そしてこんどは、でんきが、ほんとうにきえてまっくらに…………。
(……おきゃくさんと、びじゅつかんの、おじいさんは……?)
きのテーブルにも、あんなにひとがいたのに、あのおきゃくさんたちも、そして、おじいさんも…………。
(…………いっかい、そとに)
でぐちのほうに、いってみることに「ぬちゃり」
「…………え?」
なんのおとだろう、と、わたしがよこをむくと…………
「……まど、が、あかい………………」
「ち」?
わたしは、さいしょに、そうおもってしまった。
(…………でも、なんで…………?)
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………。
かんがえても、こたえはでない。
ひとまず、でぐちに…………
(でいりぐちが、あかない…………)
がちゃん。
がちゃがちゃん、
がちゃ、
がちゃがちゃ。
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ!
「……あ、かない…………、」
ドアは、さっきまで、ひとがいるときには、あきっぱなしだったのに。
(おかあさんたちは…………?)
さがしにいかなくちゃ…………!
いっかいの、さいしょにきた、『ギャラリー』のほうにきた。
まっくらだ。
そして、やっぱり、
(だれも、いない…………)
さっきまで、おとうさんとおかあさんがみていた、「おとこのこのえ」のまえにも。
ひとだかりがすごくて、ちかよれそうにもなかった、「深海」のまわりにも。
どこにも、だれも。
こわいけれど、わたしは、くらやみのなかをあるき「ぇふっ」
(!)
(…………、)
(…………?)
また、へんなのが…………。
……なにがなんなのかわからない………………。
…………。
わたしは、そのあと、いっかいをくまなくさがした。
でも、だれも。
おとうさん、
おかあさん……、
…………にかいにいこう。