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1泊2日のひとり旅②〜名古屋

11/21〜22  名古屋へのひとり旅の夜編です

1日目の昼間編はこちら↓

さて、今回の旅目的と言っていい夜は

古酒BARへ行く!

です。

古酒とは日本酒を長時間貯蔵して熟成させたもの。

古酒を初めて飲んだのは1年半前の恵比寿での日本酒はしご酒のイベントでした。

イベントはまずネットで申し込み、参加費を支払い当日に参加証を見せると専用のお猪口を受け取れます。それから終了時間までは自由に参加店で決まったお酒とメニューを楽しみながら、ハシゴするんです。私達は三人で、4軒廻りました。たしか4軒目でGOLDと言う古酒を飲んだのです。
白ワインに近い味で、印象に残りました。

前回、3月に名古屋へ行った際に"日本酒" で検索したら"古酒BAR" が1軒、出てきたので、ひとりで行ってみたのですが、BARにひとり、それも古酒とあって、お店の前で怯んでしまい、別な日本酒レストランへ行ったのでした。

今回はリベンジです!

さてここで、名古屋在住で高校の吹奏楽部の先輩に前もって連絡しました。
先輩は、趣味で利き酒師の資格を持っていて、前回は2日目の夜に日本酒に特化した居酒屋へ連れて行ってくれました。

今回は、私から古酒BARをリクエスト!
そうしたら先輩が、こんなお店もあるよ。と。。

ここに行く事に決めました。
その前にお腹を満たす為にたまたま隣りにあるよ。
と先輩が見つけてくれた
そばの樹と言う、お蕎麦屋さんでそば前を!

両店とも先輩が予約してくれて、私の宿泊ホテル
ロビーで待ち合わせ。

高校の吹奏楽部は男女仲が良く、この先輩は長身で理系でちょっと面白くて、物腰柔らかくいつもニコニコしている先輩でした。名古屋には単身赴任中。
来年には退職して東北の自宅へ帰るそうです。

2人で飲んでも会話のテンポが合うし、高校生の時と同じように後輩として可愛がってくれる感が、心地良いんです。お互い見た目はそれなりになりましたが、昔を知ってると言うのは安心感あります。

そばの樹

道案内は先輩に任せて、グルグル?MAP?を頼りに歩いていて、この辺だと言うのでこのBARかなあ?なんて言いながら.,
でも、隣りにあるはずのお蕎麦屋さんが無い。。

BARってココかなあ?
あ!ニャンコが可愛い
お蕎麦屋さん??

結局違うようで、たまたま出て来たお店の方にきいたら、
そばの樹さんは、もう少し行ったら右に曲がるとあるよ。と、、教えてもらい..

あ!これだ!
入り口は?この脇から入るみたい!
隠れ屋だねー。知る人ぞ知る的な?

いやあ、なんだかミステリアスでワクワクします

席に着いて、ここではキリンビール一番搾りをグラス1杯だけにして、アラカルトで色々食べました。

野菜とフルーツの豆腐サラダ
大根の天ぷら。里芋の唐揚げ

他にも食べたし、勿論お蕎麦も。
2:8そばでザルを頂きました。手打ちの美味しい蕎麦でした。
先輩は一口目は出汁につけずにスルッと食べていて、、、そーなんです!こーゆーところ!
食に拘りがあり食べ方を知っていて、品がある...
のが当たり前だと思っていた私は、最近ひとりになり飲み友達とかが欲しくても、なかなか自分にとって"普通な人" と出会わない。。事を実感していて。。

故郷函館で、2年間同じ目標で毎日部活をしていた頃は、多分こーゆー"普通の人達" に囲まれていたのですね。きっと。
あるいは、私もそうだけど大人になり今までの生活で身につけて来たマナーとか、、それを身につけたい、身につけられる、、そーゆー意思と環境に身を置いて来たと言うことなのかもしれませんが....。

お互いの近況を面白可笑しく話しながら、さて目的の古酒を飲みに!

そばの樹の店主さんは、外までお見送りに出て来てくれて、隣りの建物が古酒BARだと、私達が入り口に入るまで見送ってくれました。

もう、、おもてなし感半端ない!
優雅な気分!

國酒BAR 幸古士

入り口には看板も暖簾も何もない隠れ屋

そばの樹の店主さんに教えてもらわなければ、ここでいいのかどうかわからない。。

そして開けた途端、別世界!
照明は蝋燭が2本と、奥行き広めのカウンターの手元を照らすペンダント照明だけ。
天井が高くシンプルな内装で、BGMは静かなJAZZ。
テンション上がりました!

座ったらこのお品書きを出してくれて、、
こちらを読んで、少しお待ち下さい。と。。

言われた通り、暗がりに目が慣れない中、読んでいたら、お絞りとお水を出してくれて、店主さんの
古酒の注文の仕方の説明が始まります。

普段どんな日本酒が好きか?
古酒の好みは、サッパリ系かとろり系か、甘め、辛め、アルコール度数強め、軽めか、、などの質問に答えて、それに沿って選んでくれたモノの中から更に話しながら選ぶ...と言う流れ。

正に、BAR。

私はフルーティーだけど深い感じ
先輩は辛くてキレのある感じを注文
2人合わせて10本ほど出してくれました。
1杯目はコレを

渋い白ワインのような味。
美味しい。。

一の蔵。宮城県のお酒。仙台、盛岡好きなのでコレにしてみました。

これはクセになります。

アテは様々な燻製の中から3種

白っぽいのは豆腐の燻製。
エビ、鶏。

日本酒愛溢れるプロの店主さんのお話しと、利き酒師の資格まで取ってしまう先輩とのお二人が、まるで素人の私の素朴な疑問に、丁寧にわかりやすく答えてくれて、そして決してプロより前には出ない先輩の余裕がまた....(自慢したがる、マウントとりたがりな60代以上が多いのを知ってるので)
心地良い。

一緒にいて、こちらも品が出ると言うか誇れる安心感。。

2杯目はアサヒスーパードライみたいなキレあるサッパリ感なコレ。
こちらは試飲
これは酒米の種類だけが違うお酒10種。
飲み比べ、酒米当て?
いやいや、、私にはわかりませんが、あーだこーだ言いながら飲むのは面白い!
最後に秘蔵酒
今お店で1番古いお酒。
あ、このカウンター天板の仕上げ、紙?みたい、何?って質問したら、和紙だそうで。。。内装のデザイナーさんにも興味が湧くインテリアでした!

試飲も少しずつさせてくれたので、いー感じにふわっとして、23時も過ぎて、〆は出汁茶。
昆布茶+黒豆茶?みたいな味がして、胃腸を温めて終わり。

ホテル まで徒歩10分もかからず、お見送りしてくれて、何から何まで完璧なアテンドに感謝。

古酒BARの店主さんは45歳、この道20年とのことで、もっと古酒を広めたい、日本酒人口を増やしたいと、日々勉強されているそうです。

素敵な方々に会えた夜。

とても楽しかったし、濃い時間でした。

そして基本ひとり行動の私。
女性友達とだと、だいたいアテンド役になってしまう私にとっては、自分の好みと似た嗜好の男性のアテンドは、とてもラクな時間。☺️

また2月にでもおいで。と言ってくれたけど、どーかなあ。☺️

いつも山形県の高畠ワイナリーのワインをお土産に用意してくれていて(私の名前の1文字と同じ名前のワインがあるので)  今回はなんと、9月生まれだったよね?って、ノリタケの森に行ったから、って
こんなモノまで頂きました↓

ジブリのカップ

ちょうど普段使いのTDLのミニーちゃんカップが割れてしまい、カップが欲しいなあ。と思っていたので、GOOD タイミング‼️
優しい先輩に感謝。

私は地元の地ビールをお土産に持って行きました。

何から何までお世話になりました。

さりげなくまるっと優しくしてもらえるのって...

しかも見返りを求めない優しさ。。

大事にしてもらえるって、久しぶりな感じでした。

次の記事は翌日の名古屋市美術館等へ行った話しです。

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