ナスが1本だけ〜何する?
冷房がいらない夜を過ごして、爽やかに目覚めた朝。
ベランダに出て背伸びして深呼吸して太陽光を浴びて....朝のルーティンをし...さて!今日の朝ごはんは
どーする?
冷蔵庫の中の野菜が乏しくなって来た。
ミニトマト、玉ねぎ、甘唐辛子、大根....
昨日の夜も使った食材だ...
あっ....
ナスが1本だけある。
今日の朝はコレを使おう。
簡単に焼きナスにするか...どうしようか。
と、
その時にふと思い出した。
あれは、20代の独身の頃、某通信販売会社に、パソコン...いや、あの頃は端末って呼んでたかな..
の、オペレーションのアルバイトをしていた。
まだWindowsも無い時代。
銀行で得たスキル、ブラインドタッチは割と強みだった頃、西新宿の外れ?にある美容商品やサプリメント等を扱う小さな通信販売会社の、電産室で、申し込み用紙を見ながら顧客名、住所などを次々入力して、最終的には宅配の配送伝票に印字する。1日に何百件はあっただろう。
基本的にフルタイムだったから4〜5人での
その仕事は、銀行業務に比べたら気楽だし楽しかった。
全国の地名の読み方を自然に覚えた。
そして何故か制服は白衣だった。
研究室の人が着るみたいな羽織る系の白衣。
で...お昼休みも皆でその部屋でお弁当を食べる生活だった。
ある日、茨城出身の美和ちゃんが、実家から沢山送って来たのと、ナスを10本くらい持って来た。
皆んな20代で、リーダーだけが30代だった若いメンバー。
どうする?持ち帰る??
と、冬は、スキーのインストラクターをしているリーダーが、
私!塩もみ作るよ!待ってて!
と言って、給湯室に行って、モノの5〜10分で、
大皿にナスの塩もみを乗せて、電産室に戻って来た。
皆んなで、ちょっと年上のリーダーが今手作りしてくれた、ナスの塩もみを、各々持参していたお弁当の白米と一緒に食べた。
皆、ひとり暮らしだったから、誰かが作ってくれた
モノを食べるのは、とっても嬉しかったし、
ショートヘアでノーメイク、そばかすだらけで雪焼けしたスポーツ得意なリーダーが、結構実は家庭的?だと知り、なんだか癒されたっけ。
まな板にナスを乗せたら
そんな事を一瞬で思い出したので
塩もみを作ることにした。
懐かしいなあ。
青春だったなあ。
色々な人がいたなあ。
脚本家を目指してる人。歌手デビューを目指し事務所に所属してる人。九州から彼氏を追いかけて東京で同棲してる人。。
地元でそのまま銀行に就職した私には、世界が広まった。
沖縄出身の人が、夏休みに実家に帰る時、一緒に行って、泊めてもらって、5人だったか?の兄弟姉妹達と飲食や海水浴やを楽しんだっけ。
楽しかったなあ。あれ以来沖縄は行ってない。。
売り上げが良い時、社長が、部門ごとに昼休みに
ベンツで生け簀のある料理屋さんに食事に連れて行ってくれたり、忘年会の2次会で外人さんが沢山いる赤坂のディスコ?クラブ?へ連れてってくれたり、バブリーな時代の "東京" を知った時期だった。
初めてのひとり暮らしをしていたけど、銀行勤務時代に貯めたお金が結構あったし、元々がモノに執着しない価値観だったから、特に不自由なく謳歌していたっけ。
さて!
気温と湿度も少しだけ下がったので活動的な1日を
凄そう。
〈今朝のメニュー〉
ナスの塩もみ
卵と豆腐のマヨネーズ焼き
プチトマト
以下作り置き
玉ねぎの味噌汁、しりしり、
(朝は炭水化物は摂りません)