映画 PERFECT DAYS
クリエイターさんの記事を観て、即観たくなり
翌日観て来ました!
お勧めクリエイターさんの記事↓
映画のラストの場面でジンワリ泣きました。
主人公の平山が、今のトイレ掃除に至るまでの人生を、あの顔のアップで全てを表現していました。
私は運転しながら、ふと涙が出る事があります。
だから平山の表情に吸い込まれて、いつのまにか運転しているのは自分で、その涙も私の涙になっていました。私の心の中にある悲しみが、平山の表情に重なっていました。
そして、私はこの映画の最初の方から、平山が木々の葉を通して空を見上げるシーンに、
ああ、平山も 木の葉が擦れる音や、風にふかれる
音、、重なり合う葉の合間から漏れる太陽光を
見て、繋がっているんだなあ、知っているんだ、
それが神聖で静寂で平穏である事を、、、
この世界全体である事を、、、、
私もそうだから。。。
"今度はない。
今は今。"
その見上げた木漏れ日は、2度と同じモノは無い。
その今見てるその瞬間が全て。
木漏れ日
私も好きだ。
その時の太陽の位置、光の強さ、風の強弱、雲の
有無、流れる速さ、、、
色々な事が重なり合って漏れる木漏れ日。
そう思って観ていて、エンドロールの最後に
木漏れ日 と言う言葉が出た時、
私はこの映画の世界観全てが腑に落ちた。
観て良かった。。
ちなみに、私が思うに平山は資産家実業家の父親の
元から離れて敢えてその職業に就いて淡々と暮らす事を選択したのだと思う。
でもあの映画は、平山の職業はトイレ掃除じゃなくても良くて、トイレ掃除の事をアレコレ語りたい訳じゃないのだ。
平山が毎日お昼を食べる神社⛩️、、行ったことあります。あの場所に座りました。
木々の中に身を置きました。
そして階段を降りて円形のトイレも利用しました。
石川さゆりが薄化粧で、いい味を出している。
人は皆、何か過去を持っていて、だけど日々の生活を笑顔で過ごしているんだよ
平山は淡々と目の前のやるべき事をやり、銭湯で
身を清めて少量のハイボール?でその日の自分を
労い、好きな読書をして眠りに着く。
そして見上げた木漏れ日で内なる自分と繋がって
この世界全体の1部になる。
それは本当の幸福感を知っている人だ。。。
ありがとうございました。