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クリニックでピアノを演奏すること②

クリニックのピアノ演奏も、今年からは11年目に入ります。
患者さんのいる待合室での演奏は、当然コンサートホールや、
発表会で弾く演奏とは全く違います。

患者さんの中には、静かに待っていたい人もいれば、
小さなお子様の保護者の方は、お子さんの動きに終始気を配り、
読書をしている人、スマホのゲームに没頭している人、
様々な患者さんがいます。
時々、生演奏をしていることをしらない患者さんから、
「すごいですね!」「待っている間癒されました。」と言われると、
嬉しくなります。

そんなある日、私は中学生、高校生の頃に大好きだった
洋楽を即興演奏しました。
前回の、クリニックでピアノを演奏することは①でも書きましたが、
ひたすらピアニッシモで、できるだけ静かに演奏していましたら、
ご年配の紳士が、ピアノの近くにやってきました。
「洋楽弾いていたら、何か言われるかな?」と、私は一瞬焦りましたが、
開口一番にご年配の紳士は、
「ボンジョビは好きかい?」と聞いてきました。
その当時、ボンジョビがリリースした Because We Canをかなりのバラード調で静かに演奏すると、
「私は洋楽が大好きなんです。まさか病院でボンジョビを聞けるなんて、
しかもピアノで、ありがとう。」と、いいね❣のリアクションをして
帰って行かれました。
やはり、ピアニッシモで小さな音でひたすら演奏するのは、
難しいこともありますが、時には洋楽、ポップスを取り入れて、
(J popは全然わからないので(;^ω^)
お世話になっている作曲家の先生の作品を、弾いたりヴァリエーションは
取り入れています。

小さなお子さんに、「お姉さん、ピアノ上手だね。」と、
屈託のない笑顔で言われると、とっても嬉しいです(^_-)-☆
お姉さんといわれることか?
ピアノ上手だね?
と言われること。

はい、どちらもです(笑)。


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