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日本人の生理事情、ピル、避妊について思うこと

生理が個性だとか炎上案件も先日ありましたが、生理痛問題についてあらためて考えてみました。

実際この書いている今、私は生理期間中なので、思うところが色々あります。
私は子宮頸がんのリスク?危険数値が高いようで学生のときは低用量ピルの治験も行っていました。先日筋腫もあると言われたので、早く検査してもらわないといけないと思っているところです。

ですので、私も生理痛かなり重いほうです。
生理になった1日目が一番ひどく、波が来たときは目の前がチカチカしてまともに立っていられない。座ってもいられないかな、、吐き気もひどいし、最近は生理になるだろう日を予想して休みをとったりしている(外すこと多いけど、、)

でも、これは絶対絶対言ったら怒られそうなんですけど、ドイツ人たちに比べて、辛いと感じてるひとが日本人は多い気がするんです。欧米諸国全体に言えるかどうかはわからないけど、ドイツにいたときに、圧倒的に差を感じました。その理由はなんだろう、考えることで生理痛軽減に繋がらないかと考えました。
いくつか私の見聞きしたことから勝手に考えてみようと思います。

■ピルの服用について

まず、ドイツ人女性はほぼみんなピルを服用していると思います。彼氏が何年も居なくても、たとえこれまで彼氏がいたことが無くても、ピルを毎日服用する。

当たり前のように、家族の食卓で、朝ごはんのお皿の上に毎日置いて飲んでるから、サプリメントか何かかと最初思ってたくらい。

彼氏がいる子はもちろん飲んでて「コンドームだけの避妊なんて、絶対怖くて無理!!!!」と言われたくらいでした。彼女は社会人だし、同棲して長いアラサーカップルだから、もしデキちゃったとしても問題ないんじゃ…と思ったけど、然るべき時を自分たちで決めている以上、リスクは取りたくないようでした。

私も、先頭にも書いたとおり低用量ピル、ヤーズの治験を行っていたときはまるで生理痛がありませんでした。
ピルは血栓などのリスクがあるイメージが強く、その可能性もゼロではないんだけど、お医者さんと相談して決めればそこまで問題ではないのではないかなと思います。
じゃあヤーズ飲み続ければいいじゃん。。。と思われるかもしれませんけど、入手には婦人科の診察が必要なので、予約可数週間待ちの主治医のところに通う気も薄れてすっかり諦めています。

ホリエモンが確か、薬局で低用量ピルを買えるようにして女性が働きやすく!!みたいなこと言ってめちゃめちゃ炎上してたけど、正直一理あると思うんだよね。
ただホリエモンが言ったから、てめえに何が分かるんだ!!って怒った人が多かったのと、低用量ピル服用中の快適さを知らない人が多いから、そういう声が多かったんじゃないかな?

この低用量ピルの導入で、ほぼおそらく重軽度の女性の生理痛問題は解決すると思っています。


■避妊と性教育

大体、なんで避妊の責任が男性にしかないの??女性も対策してなかったら自分にも責任あるよね?って一度言われたことがあります。これにはショックを受けました。

もちろん、レイプや事件的なものは問題外とするけどあくまでお互いの責任。

自立した女性がドイツではモテるっていうのもあるのかもしれないけど、、望まぬ妊娠は男性に否がある!!のような風土の日本とは異なると思う。
だから、毎日しっかりピルを飲む。対策をしてガッチガチな自衛をする。

日本では婚前交渉がよろしくないと思われてたり、セックスに対して文化的にはかなりクローズだと思うので、そこが教育にも影響してると思うんです。

ドイツではなんと小学校でコンドームの付け方を男女で一緒に学ぶらしい。ちんちんの模型につける練習をするらしい。これには本当に驚いた。
「日本では生理の話をするときは女子だけ体育館に呼び出されてね…」なんて話したらもっと驚かれたけど。。

そんな教育じゃあ、お互いの理解に繋がらないだろうし、小学校のように隔離されて生理の話をまるで「タブー」のような扱いで説明されるのに、会社員になってから急に、生理の女性のこともっと理解しろ!!!!とか言われてもピンと来ないと思う。性教育がダメ。

セックスについてもちゃんと教わらない。
卵子と精子が結合して子供になります〜ってことは教わるけど、行為自体は私は教わらなかった。
私は小6の耳鼻科の婦人誌で、セックスとはどんな行為かということを知ったんですけど、マジでビビった。ちんちんを、女性器に?!え?!おしりの穴以外にも穴あるの?!って思って本当にびっくりしたし、恐怖を感じた。

上にはもっと上もいて、大学に入って知り合った女友達が、マジでセックスのことを知らなかった。
小中高とお嬢様私立学校で、特に習うことがなかったので、裸で抱き合うだけだと思ってたそうな。

日本の性教育のずさんさに深刻さを感じるし、いっぽうでラブホテルやエロコンテンツは豊富なもんだから、そのアンバランスさは何なんだろうと疑問を抱かずにはいられないよね。

■アンダーヘアの処理、タンポンの活用

生理の不快さを少しでも軽減しようと思って、去年から始めたのがアンダーヘアの全処理とタンポンの活用です。

欧米人女性のほとんどはアンダーヘアの処理をしてるしナプキンも少数派。
私もそれに倣ってみようと思い、去年から始めたら、もうアンダーヘアは生えてる状態ってありえなくなったし、タンポンが手放せなくなりました。

タンポンはその吸収性ゆえか、生理がかなり早く終わるようになったので、不快なシーズンを最小限に済ませる有効なツールでした。

月経カップ、というものが今欧米で主流なようなので是非使ってみたい。膣に直接入れるゴムのカップみたいなものなんだけど、噂だと生理痛も軽減されるとか?根拠がないものや自分で使ったことがない物に対して信頼はしていないがぜひ試してみたいと思っています。

アンダーヘア無しはムレないしTバックも履きやすくなったしいいことしかない。男性のあごひげ並みにすぐ生えてくるので、2日にいっぺんくらいお風呂で電動シェーバーで処理しているが大した作業ではないのでずっと続けています。今までなんで形整えたりしてまで毛生やしてたんだろ?と昔の自分を思い出すと笑えてくる。いらなく無い??

■無理やりまとめ

以上、あまりまとまらないが、ドイツや他国の事情を考えながら、日本の生理事情、性事情を見つめなおしてみました。

生理痛を軽減するための方法としてピルがあるが、しかしそれは日本社会でまだ広く受け入れられるものではないということ。
その理由の一つとして、性教育の乏しさも影響しているということ。ピルだけでなく男性の理解が乏しい理由の一つでもあるということ。

なんでも欧米流で考えやがってこのかぶれ野郎!って思わないでね。あくまで、なにが国際的に見て大多数なんだろう?と考えたときに、日本人女性の生理事情(ナプキンにしてもアンダーヘアを残すにしても…)はマイノリティな気がしたんです。

社会心理学の授業で、人間は自己利益を追求するため、自分にメリットのある行動をするので、メリットがある物事が大多数(マジョリティ)になりやすい。ということを聞いてかなり私は、へーーーとおもったんです。未だに大多数はなんだろうかと仕事でも何でも俯瞰で見るようにしています。

日本国内だけの事情も当然あると思います。日本人は体格的に小さいから欧米の方と事情も違うなどということもあるでしょう。しかし、なにが世界的に見て大多数なんだろう、と目を向けてみると、生理というこんなもんだろうと半ば諦めていた身近な問題でも、案外違う世界も見えてくるものだと思います。

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