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保育園での虐待


先日、バスでの死亡事故が起きた福岡県中間市の双葉幼稚園で虐待が発覚した。

    げんこつで叩き腕を強く引っ張る
    足を取り逆さに持ち上げる
    「好かん」「ばか」と言った暴言
    バス事故後に「あんた嫌い」と暴言
    バスタオルで巻いた状態で長時間トイ
    に 放置

などの行為を確認したと言う。
これは、保育士がした行為だ。言うまでもなく有資格者だ。

どういうことをすれば、こどもの心身に悪影響を及ぼすのか分かるはずだ。
同じ保育士の資格を持つ身としては、考えられない。
こういった保育園は、現在増えている。
それは、なぜなのか?

まず、待機児童解消のために保育園をたくさん作ったため、保育士が慢性的に足りない。
そのため、保育士の資質の低下。
これは、保育園を次から次へと作る時に懸念されていたことだ。

保育園を作るとお金がかかる。必然的に人件費が削られて保育士の給料が下がる。優秀な保育士は集まらない。
益々、能力のない保育士が集まる訳だ。

保育士が足りないから、無資格の子育て経験者を保育士の代わりとして、働かすのも問題がある。
子育て経験だから、保育が出来ると思ったら大きな間違い。
言っておくが、子育てと保育とは全く別物だ。
保育は、専門知識を駆使してこどもを見る。
こどもの発達を見極め、こどもにとって何が必要なのか瞬時に判断し、こどもがより良い環境で健やかに過ごせる場所を作ってあげることが必要だ。

次に、大人になりきれてない保育士が多いと言うことだ。 
「嫌い」「好かん」なんて、大人がこどもに言うことではない。まして保育士が。
それは、乳幼児の世界の話だ。
成長がそこで止まっている。
保育士としてのプロフェッショナルの自覚がない。
こどもをトイレに放置する。こどもを叩く。これは、保育者がする行為ではない。
こどもを、言葉で促していくのが本当の保育者ではないか。
こう言う保育士には、早く資格を剥奪して欲しい。

こどもが健やかに育つよう環境を整え、安心出来る保育を提供していくことが、真の保育士だと思う。

不適切な保育や保育園が無くなることを願いたい。

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