シングルマザーシェアハウスオンライン勉強会 速報レポート
こんばんは、NPO法人全国ひとり親居住支援機構の秋山です。
本日(2021年5月26日)に行われてました、シングルマザーシェアハウスオンライン勉強会のレポートをお伝えいたします!
勉強会の意義
まず初めに、なぜこの勉強会を開催したのか。
大きな理由としては、2021年4月1日より、住宅セーフティネット法における「登録住宅」や「専用住宅」にシングルマザーシェアハウスも登録できるようになったこと。
住宅セーフティネット法とはなんぞや?
なぜそれが重要なことなの?
という方は、こちらの記事に書かせていただいているので、ぜひご一読ください。
これを機に、NPOの中でも住宅セーフティネット法について、もう一度制度を勉強しないとね。という機運が盛り上がりまして、ここはぜひ長谷川先生にお話しいただこう!
という流れになりました。
ちなみに長谷川先生とは、国土交通省国土技術政策総合研究所の建築研究部長さんで、住宅セーフティネット法に基づくシェアハウスの登録基準案の作成に携わった方です。
母子ハウス運営者だけじゃない
よし、勉強会やるぞ!
となったものの、これはNPOの内部の勉強会にとどまらない内容だよね。と。
なぜなら、母子家庭の居住支援は私たち母子ハウスの運営者だけですべてが解決されるわけではありません。
居住支援を起点に、自立に向けた精神面や就労面でのサポート、支援をしていくことが大切で、それは私たちだけではなく、行政も含め多くの方々との協力があって初めて実現できます。
なので、この勉強会をそのきっかけづくりにしなくてはいけないと。
そのためにも、ぜひぜひ行政職員の方々にも聞いてもらいたいと。
そこで、行政職員の方々が参加しやすいように、開催時間を平日の日中に設定させていただきました。
これによって、逆に参加することができなくなった方も多くいらっしゃいますので、別途、今回の勉強会の内容を共有できる取り組みも、今後やっていきたいと思います。
参加者の方々
多くの方にお声がけいただいたおかげで、
大阪府
神奈川県
福岡県
千葉市
盛岡市
大阪市
尼崎市
今治市
春日井市
世田谷区
豊島区
の行政担当者の方々が事前にお申し込み。
直前になって、さらに他の自治体からも参加があり、自治体職員さんだけで、30名ほどご参加いただけました。
また、それぞれの地域で支援をされている方々、母子ハウスに興味を持っていただいている方々ふくめ、総勢70名の方にご参加いただけました。
本当にありがとうございました。
予定時間を超えて
勉強会の中身は、有料の勉強会であったので、別途、有料の記事にまとめて、noteにも公開したいと思います。
概要としては
母子家庭の居住を始め、居住に関する課題を研究されている、追手門学院大学准教授の葛西リサ先生より、母子ハウスの意義、評価。そして、母子ハウスの事例を共有。
私からは母子ハウスのポータルサイト「マザーポート」の問い合わせ動向を共有。
そして、長谷川先生より住宅セーフティネット法における、シングルマザーシェアハウスの基準、そしてこれからの展望について共有いただきました。
予定時間を超えて、参加していただいた皆様からの質問もあり、勉強会を主催した私たちとしても、とても嬉しい結果となりました。
ここからが大事
この勉強会をひとつのきっかけにして、母子の居住支援がよりよいものになるように、より多くの地域でより多くの選択肢を生み出すことができるようにしなくてはなりません。
そしてそのためには、勉強会でも何度も言及をしましたが、
行政も民間も専門家も、お互い協力しながら仕組みを作っていく
ことがなによりも大切です。
住宅は生活の根幹であり、あらゆる支援の一歩目になります。
安心して、安全に暮らせる住まいを得ることができる。
このことが、当たり前になる社会にしていく。
そのために、みなさんと一緒にこれからも進んでいきたいと思います!
読んでくださりありがとうございました。 いただいたサポートは全て『特定非営利活動法人全国ひとり親居住支援機構』の運営資金にまわり、母子家庭の居住支援を広めていくための活動に活用させていただきます。