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横浜市長選候補者の皆様に「こども・子育て政策」についての公開質問状を送ってみた、個人的な雑観

 8月4日に横浜市内のこども子育て当事者のみなさまと一緒に、公開質問状を候補者の皆様におくらせていただき、昨日(16日)に公開しました。

 今日は、その回答をまとめた際に、個人的に思ったことを。

○送った公開質問状についてはこちらから

○候補者のみなさんからの回答はこちらから


もっと聞きたい

 まず、回答を見比べて思ったことは「もっと聞きたいな」ということでした。

 記載欄も限られているし、どうしても詳細なことって書ききれないのが一方通行の質問状の弱点だなと。

 なので、各候補者の回答それぞれに、

 それって具体的にどうするの?

 財源はどう確保するの?

 目標値は定めないの?

 と、聞いてみたい、もっと知りたいという気持ちがふつふつと沸き起こってきます。

 もどかしい! もどかしすぎる!!

 もっと具体的に、もっと突っ込んで、もっと各候補者の政策を掘り下げられればいいのに。


そういえば討論会ってないよね

 選挙、がある度に思うのですが、各候補者の政策集などを見比べても、やっぱり、ここってどう考えているの?とか疑問に思うことってすごく多いんですよね。

 でも、その疑問を解消することができる仕組みが、選挙にはない。

 選挙戦というと、各候補者がとにかく自分のしゃべりたいこと、伝えたいことを一方的に垂れ流していくだけで、それぞれの意見を戦わせたり、有権者からの質疑に答えるなど、候補者の政策を深堀して知ることができる機会がほとんどない。

 知名度先行、イメージ先行で、いやいや、肝心の実力は?っていうところに、フォーカスされない。人柄が良いとか言われても、いやいや政策はよくないんかいって突っ込みたくなる。

 実際に候補者同士で討論して、市民からの質問や、候補者間でのツッコミを受ければ、本当にその候補者の能力、考えていることが浮き彫りになると思うんですよね。

 あー、この人は掛け声だけで、何もかんがえてないな、とか。

 この人、意外と、深くかんがえているなとか。

 やっぱり、そうした真剣勝負の討論に耐えうるだけの能力と政策を持っている人に、政治をやってもらいたい。

 というか、それって、本来、基本の基本であって、その基本がわからないって、日本の選挙どうなってるのよと。


とはいえ、公開質問状送ってよかった

 とはいえ、公開質問状の回答をみていると、各候補者の個性もみえてきます。

 限られたものかもしれない。

 完全ではないかもしれない。

 けれども、そこから候補者の考え、個性を読み解いていくことはできるのではと。

 特に、今回の選挙では「IR」と「コロナ」ばかりが目立ってしまっていて、こども子育てについては争点になりすらしません。

 さらに、子育て世代の投票率ってやっぱりまだまだ低いし、候補者側からしたら、票になるほうに力をいれるのは致し方ないとも思います。

 なので、ちゃんと、こども子育てのところにも光を当てようよ。こども子育て当事者もしっかり一票入れて、リーダーを選ぼうよ。と思うのです。

 そして、各候補者の皆さんにも、私たちはしっかり見ているよ、ちゃんとチェックをしているよ、こども子育て真剣に考えないとダメだよ、ということを伝えたい。

 これは、本当に小さな一歩だと思いますが、少しでも横浜の未来に貢献できればいいな。と思っています。

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秋山怜史
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