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#20.「披露宴結びのシーンへ(2)」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

前回、ご披露宴結びのご新婦から親御様へ向けた感謝の「お手紙のシーン」までお話をしましたね。
ご新婦の後に、ご新郎もお手紙をお読みになるケースもありますが、多くはご新婦からのお手紙で終わります。


会場のスポットライト

お手紙を読み終えると、お二人は、会場キャプテンに先導されて「ご両親への記念品贈呈」を行うために、親御様のもとまで歩いて行かれます。
ここでのお二人に当てる【スポットライト】ですが、会場によって
スポットライトが無いところ』や
あるけどまったく上手く当たらないところ』など
会場の【スポットライト】を頼りに撮影しようとしていても、いざその時に「スポットライトが全然お二人を照らしていない!!」なんてことも多々あります。

ストロボを使うか使わないか!

お二人が、親御様の元まで着いてしまうまでに、他の撮り方をするのか!判断をしなくてはいけません。
【ストロボ】は使うけど、暗闇で『直接光を当てる』には、あまりにも雰囲気と違うなど、いろいろ考えを巡らせます。
暗闇ゾーンを抜けて親御様のところまで到着すると、十分に会場の照明が当たっているので、【ストロボ】を消し露出の再調整など状況に合わせ撮影していきます。

臨機応変にドラマを残す

こちらも時間にしてわずかなシーンですので、この「移動のシーン」は、撮りそこなう(=使えるカットがない)フォトグラファーの方も多いと思います。
お手紙のシーン」から移動シーンがなく、「記念品贈呈シーン」になっても、お写真の記録は、成立するかもしれません。
しっかりとドラマがある「親御様の元までの移動シーン」もできれば綺麗に残すため、予想していた状況と違った場合でも、対応できるようにしておきましょう。


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