#14.「ご中座」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録
ご中座
ご中座
ご披露宴前半の歓談がある程度過ぎた頃、まずご新婦からご中座されます。
ご新婦のお色直しには一定の時間が必要なため、ご新郎より先にご中座されます。
お着物へのお色直しの場合は、さらに早目にご中座される場合もあります。
他には、ご新郎ご新婦揃ってご中座なんて進行もありますね。
ご中座のお相手
ご中座のお相手は、ご兄弟や恩師・友人と一緒など様々です。
ここでの狙いは、司会者からサプライズでお相手を告げられた方の『瞬間の反応』です。
笑う人・涙する人など様々ですが、【気持ちが溢れた瞬間】なので、なんとか撮りたいですね。
ご新婦の元へとついたお相手の方は、一言スピーチされるケースが多く、ここでの【ご新婦とお相手の方が交わす表情や言葉】も見逃せない時間です。
その後、ご中座へと歩き出すのですが、動いているシーンは、広さのある会場ならいいのですが狭い会場の場合、「ご中座するお二人」と「見送るゲスト方々の表情や状況」が、わかるようにある程度距離を保った『引き写真』などは難しくなります。
被写体であるご新婦とお相手の方がどのあたりまできたら、どんな画角の写真を撮るか、その先回りしたイメージが大切です。
暫くするとご新郎もご中座へと進みます。
基本的には、ご新婦と同じ流れになる事が多いですが、ご友人のノリによっては、ご新郎様いじりなど、思わぬ表情がこぼれる事もありますので、しっかり狙っていきたいですね。
人が写っていればいいなんて思わずに、しっかり『狙い』を持ったフレーミングと、沢山の人の気持ち溢れた瞬間に反応して撮りたいものです。
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