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英語今度こそどうにかする宣言20。

胡散臭い英語の教材動画のキャッチコピーみたいなタイトルですみません。

アルゼンチンで猛烈に英語が勉強したくなっている話です。

家の外ではスペイン語生活ですが、嫁姑問題の相談を受けたり、ビジネスのネゴをしたり医療問題に切り込んでいるわけではないので、上達と言っても、たかが知れています。せいぜい牛肉の塊を指さして、「この部位とこの部位はどっちがやわらかいか」、「2kgのみかんて何個くらいになる?」と聞いているくらいです。

ですが、お店の人たちも話すのが好きなので、こちらが特にしゃべろうと思っていなくても、なんだかんだ長引いて会話しています。スーパーではない八百屋とか肉屋とかパスタ屋で買い物するので、特におしゃべり時間が長いのかもしれません。

今日は何作るの?こないだのアレはどうだった?この野菜どうやって使ったらいい?子どもたちの学校どう?日本だとどうやって食べるの?などなど・・。人が後ろに並んでいようと、混む時間だろうと、おしゃべりをおろそかにしないアルゼンチンの習慣、すきー。

八百屋と肉屋の店のひとたちは、わたしの名前と子どもたちの名前も知っていて、遠くから呼ばれちゃうから、完全にカモかもしれない。でもいいの、子どもたちに食べさせてって、手羽先5本くれたり、古いトウモロコシおまけしてくれるし。おつりがちょうどないからほうれん草でいい?そんなアルゼンチンの習慣、たまらんー。

新しい言葉を知るのは、ほとんどが、食材名がエクアドルのスペイン語と違っていた時です。けっこうあるんです。前から知っていたけど、なるほどここでそれを使うのか!というのもあれば、全然違うじゃん!というのもあります。

なぜ同じくスペインの植民地だった南米の各国・各地域でこんなに違うの?と思いますが、その後の移住者の影響がかなり大きそうです。

アルゼンチンには、イタリア系(母をたずねて三千里のマルコのお母さんとか)、イギリス系、シリア系(メネム元大統領)、東欧系、それから中国や日本の移住者も多くいて、特にイタリアとイギリスの雰囲気をよく感じます。ブエノスアイレスは南米のパリと呼ばれているけどフランスっぽさはフランスパンからしか感じないなあ。

そもそも アルゼンチン以外のスペイン語圏とアルゼンチンでは、 You areが Tu eres と Vos sos になるくらい違うし、誘ったりするときに使う動詞の形(命令形)とアクセントの位置が変わるから、話すときのリズムの印象が違う。別の音楽がベースになっている感じです。


というのは前置きで、英語勉強したい話でした。

教育においても、アルゼンチンはアメリカよりヨーロッパの影響が強く、学校もブリティッシュは歴史があって、アメリカンスクールは比較的歴史が浅いようです。

子どもたちは現地校に通っていますが、英語はやはりイギリスの教科書やスペルに準じているようです。colourとかfavouriteとか。先生の呼び方とか。

日本ではやっと小学3年生から外国語活動、5年生から英語が始まったところですが、日本の授業って、なんというか、とても段階がていねいで、優しくて、英語の時間は英語に溺れさせるということはないですよね。

こちらはもっと雑にどっぷり漬け込まれていて、演劇と音楽の先生は英語で授業をやっています。身振り手振り歌系、真似すればどうにかなる授業は、入りやすいかも。英語の授業でも単語や文法を説明することはほとんどなく、簡単な絵本を読解したり音読したりしています。探求の授業も英語で行われていて、動物の行動や太陽の動きなど、そもそも初めて知る言葉を英語で知ることもあるかもしれません。

子どもたちはスペイン語混ざりで質問したり、完全にスペイン語だったりしますが、先生はスペイン語を話すことなく英語で返事して、子どもたちにも英語で話させます。ロックダウンで遠隔授業は半年以上になりますが、それでもちゃんと進歩しているんだなあというのがわかります。説明しなくても反復で身に着くうちに身につけるっていいなって思いました。母語はもちろん大事だけどさ。大人みたいに教えなくてもいい時期ってあるじゃんね。

中1の長女の授業は半分が英語で行われていて、英語自体の授業で扱っている本は、多分わたしが大学で読んでいたものより難しいし(何より読む量が多い)、演劇も英語で演じるし台本も書くし、科学や数学の言葉もすべて英語になっています。

5年生二女もなかなかのボリュームの本が課題に出ていて、助けてーと言われても、もはや手伝うというよりは一緒に辞書ひいているだけ。強いて言えば、まだ文法を勉強している時間もあるので、そういうときはどうにかなりますが、普段使われている英語は完全に「おしゃべり」の英語。日本人が苦手なやつ。

小2の三女の学年だとまだ横からヘルプできるんだけど、絵本に出てくる単語も日本では高校でも知らなかったようなものが出てきて焦ります。

「ogreがsloughyなswampでstuck」

とか冷や汗でした。(映画のシュレックがogreなんて知らなかったよ!!)

子どもの絵本て、大人が普段使わない言葉とかも、あるし、ね。と自分を慰めつつ。

・・ということで、わたしの英語力は小3-小4のあたりと見て、これ以上下がらないよう、少しでも上げていきたいと火がついたのでした。

意外に長くなっちゃったので、きょうはこれで終わり!

次に何から始めているか、書きます。


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