教科書にみる多様性
2年生に入った三女の教科書を覗いてみたら、最初のページ(1年生の振り返り)はパタゴニアの先住民、テウェルチェ族の、骨に数字が刻まれたコマを使ったゲームについてでした。
2019年に数少ないテウェルチェ語話者のひとりが亡くなったことも書かれています。
次の章の始まりは、今度はマプーチェ族の数字の数え方や伝統的なゲームが紹介されています。わたしがふむふむ読むのにちょうどいい。
別の章ではテトリスの説明から入り、開発者やテトリスという名前の由来まで紹介されています。
なんの教科書かというと、算数です。
雑学もりもり。
挿絵で描かれている子どもの肌の色がみんな違う。
食べ物はアルゼンチンや南米の代表的お菓子アルファホルばかり。
あ、アメも出てきたかと思えば
「グスタボは学校で友達に配るためにアメを36個持って行きました」と、習慣の違いを見せつけてきます!
文章のスペイン語も命令形が独特の活用をするアルゼンチン語。(国語の教科書では南米一般またはスペインのスペイン語の動詞活用が登場すると思う)
教科書から多様性と自国愛がにじみ出ています。
三女はまだやっていることを理解しないまま真似しているようですが、日本の2年生はほぼ終わってきたのでわかる部分も多く、チョロいと言ってます。さあどうなるかな。
アルゼンチンも休校になる学校ちらほら出てきました。
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