紫キャベツの実験
中1の長女が、「授業でrepolloが必要だから買ってきてくれる?」と言うので、キャベツをひとたま買っておいた。
ちょっと使おうかと思ったけど、どれくらい使うかわからないのでそのままとっておいた。
たしかに、あのとき何に使うの?と聞かなかったわたしもズボラなんだけど、当日授業ギリギリになって、「colador(濾し器)ある?」とか「embudo(ろうと)ある?」とか「licuadora(ジューサー)ないよね?」と聞くので、さてはアレだな?気付き、もしや理科の実験で紫キャベツ使うんじゃない?と確認すると、よくわからないと言いながら画面を見せてきた。
思いっきり「repollo colorado(色キャベツ)」と書いてあるではないか。しかも1/4。
聞くと「pollo(鶏肉)のrelleno(詰めたやつ)的な感じだと思ってたけどよくわからないからそのまま伝えた」って言うんだけど、理科で鶏肉の丸焼きでも作ると思ってたんだろうか??
「colorado」は色よく焼けたみたいな?
しかもよく見ると、そのリストには1リットルペットボトル(空で蓋つき)とも書いてある。1リットルなんて見たことないぞ?!
昼ごはんを作ってる真っ最中だし、三女の授業もあるし、買いに行っている余裕はない。どうしよう。
当の長女は私より諦めが早くて、どうせみんな揃えてないよとか言っている。
ちょうど手の空いていた夫が今から急いで近所のスーパーに買いに行こうと長女を引っ張ってくれて、紫キャベツと1リットルの水を買いに行った。
授業の始まるぎりぎりに何とかメインのキャベツが揃い、授業に参加できた。
結果から言うと、ジューサーがなくてもキャベツはちぎるだけで充分に色が出たし、ろうとがなくともペットボトルに注ぐこともできるし、いろいろどうにでもなった。
ペットボトルは次の時間まで保管するためのものだったので、蓋つきの入れ物だったら大きさもなんでもよかった。
白いキャベツでやってみても、それはそれで比較になったのかもしれない。
次回はその液にレモン汁などを入れるらしい。
学校に行けず理科の器具も使えず各家にあるもので代用することになるけれど、それも悪くないなあと思った。
何より、小学校のころ「紫キャベツ液」と何度も教科書に出てきた割にまったく身近じゃなかった紫キャベツを丸ごと使うことができてちょっと嬉しかった。