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アルゼンチンの発明品シリーズ スパークライター
アルゼンチンの家庭にはかならずあると言っても過言ではないらしい、「Magiclick」 マジクリック。
現在でも、どこのキオスク、ちいさなスーパーでも見かける、タバコに火を点けるライターよりは大きい、チャッカマンのようなライター。
これがアルゼンチンの発明だと初めて聞いた時には、「ライターってもっと昔からあったんじゃないか?」と疑問だったが、調べてみると、ライターには着火方法や燃料などの違いでさまざまな種類があり、Magiclickは高電圧で火花を起こして、コンロの火をつける道具年で生まれたもののようだ。
マジクリックは1963年にアルゼンチンのキッチン用品メーカー「アウロラ」のHugo Koganによって開発された。
ところが、あちこちの情報を読んでみると、発明したHugo Koganは、社内で、Ernesto Vainerが日本出張で持ち帰ったピエゾ素子による圧電着火の装置(もうこの辺は日本語でもどう説明したらいいかわからん)をもとに、もっと使いやすいように設計することを求められMagiclickを制作したとのこと。
日本?!
そんな昔にこんな遠く離れたところで影響しあっていたとは。
そのMagiclickは爆発的に売れて、70年代のアルゼンチンでは持っていない家庭はないと言われたそうな。さらに、104年持つとうたっていたらしいから、当時の製品、今でも使えるのかな。
そして、現在ではライター=マジクリックと呼ばれるほどに。
形も、炎の強さも、いろいろなタイプがある。
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キッチンのコンロが、いまだにボタンを押しながら火種をつけるタイプのものもけっこうあるし、外でパリージャもよくするし、誕生日パーティーも盛大だし、チャッカマンのように首が長いのが人気。
発明者のHugo Koganは昨年(ちょうど5月でした)亡くなりましたが、これ以外にもたくさんの商品の設計をしていて、国内のプロダクトデザイナーの先駆者として有名です。
具体的に日本からどの製品が持ち帰られて参考にされたのか、日本ではそれがどのように使われていたのか、あちこち探しても見つからず。ちなみに形が似ているチャッカマンは日本では1982年発売。
当時のテレビCM
Magiclickと言う名前もわかりやすいし、アウロラという会社が倒産した後もそのまま残っていて、いい名前!チャッカマンといい勝負かな。
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