10月4日(金)イオンシネマアクタス調布さんにて「シティーハンター」鑑賞、新宿武蔵野館さんで「エストニアの聖なるカンフーマスター」鑑賞。
ネタバレ有の記録ですのでご注意を。映画の感想というよりは、写真多めなので別記事にしました。
本来、この10月4日は「ハヌ・マン」と「花嫁はどこへ?」の初日だったのでそれを見るつもりだったんですが、急遽ネトフリのシティーハンターが2週間限定で映画館で上映されると聞いて、初の調布のシアター体験を。
実はネトフリ版、まだ見てませんでした。でも初鑑賞が映画館で大正解。
これ、映画館での上映もワンチャンあるのでは?と思って作成したのでは?という位に大スクリーンに映える作品でした。愛ある実写化。勿論そのまま二次元から三次元へ丸ごとそのままというわけにはいかない部分も、うまく落とし込んでいて良かった。正直、1回では見逃しが多すぎて。
関東はこの調布のみ、関西は心斎橋のみの上映。でもこれ、もっと拡大して上映館増やすだけの熱量のある作品だと思いますよ。
そして一番に感じたのは、このネトフリ版の香ちゃんが一番しんどいってこと。原作もアニメも、兄の死は他人から聞かされただけだけど、これは目の前で……。もしかして生きているんじゃないかという希望を打ち砕く圧倒的な「目の前の現実」というのがキツイ。
その上で、序盤の香ちゃんはまだ他人である冴羽獠への接し方。森田さんの香ちゃんがどんどん後半に行くにつれ、香ちゃんになっていくのが鳥肌たった。この方が演じてくれて本当に良かった。
シアターの入っている建物の1階には展示コーナーが。槇村兄妹の衣装展示と劇中の小物の展示。
そういえば、シアターへ続くエスカレーター登りきったところで、室井さんにお出迎えされましたね。そして始まる前の予告でも流れましたよ。
これも多分見に行くかなぁ。
そういえば、映画館の入場告知の時に「劇場版シティーハンター」ってアナウンスがされて、映画館でやる時の正式の名称はそっちなのかな、それともたまたま映画館がそうアナウンスしただけなのか。
映画の実写化に出てくるオリジナルの依頼人とか敵って、原作にないものだと結構冷めた感じで普段は見てしまうんですが、今回の敵やクルミちゃんというキャラはなかなかに魅力的でした。ヒロインが獠からのセクハラ受けるシーンがなかったせいかな。もっこり獠ちゃんは冒頭の覗き見とか、PEオマージュな全裸踊りのシーンで充分再現出来ていた。そうそう今の時代、こういうのでいいんだよ、て思った。何もかも原作通りに再現する事がベストとは限らない。劇場版シティーハンターエンジェルダストで感じた不満が、ここで良い感じで解消された。
で、そんなシティーハンターで流した涙が、この後の映画で吹っ飛んだ。
本当にたまたま、おすすめポストで流れてきたんですよ、この作品の紹介文が。エストニア自体になじみがないし、修道士の恰好した人たちがカンフー?なんだこれ、という感じで。
新宿武蔵野館さんは前にヒッチコック映画の時にいって、雰囲気良かったし、監督さん来日してトークしてくれるらしいしってことで、急遽申し込んでみた、何故か初日鑑賞。
【予告編】『エストニアの聖なるカンフーマスター』10.4[Fri]公開 (youtube.com)
映画自体はのっけから宙に浮いた三人の黒ジャケットが登場。カンフーは舞空術じゃないぞ、と内心ツッコミ。
ロシアとの国境警備隊(?)だった主人公、その三人組に襲われ、一人生き残ってカンフーに目覚めるとかいう、冒頭から???な展開に。
予告で飛んでいる男性三人が、まさか役名もないモブとは思わないじゃんよ。
感想のべたいけれど、感想にしづらいよ、この変な映画は。
上映後のトークショー。監督さん、プロデューサーさん、撮影監督さんの三人登場。
この映画は8割が実話。え?
実在した修道士はフーリガンで、彼は特に何もしていないのに、彼の影響で入信する人が多かったという伝説?の人がモデルらしいが。
劇中に出てくるカンフーはいわば、内なる葛藤とかの感情部分の表現手法の一つとして用いたらしいけれど。
8割実話と言いつつ、カンフー自体は監督がプラスアルファした要素なんで、カンフー抜いたらこの映画確かに、まぁ神の道に出会って、なんか周囲の人間を巻き込んで嵐の様に去っていった一人の男の話って思うと、そうかぁという気持ちに。
ちなみに質問コーナーあって、本当は質問したかったけれど、時間なさすぎて2名しか質問受け付けてくれなかったのと、やはり手をあげる勇気はなかなか……。誰か、主人公があれほど修道士になることに執着していたのに、ラストあっさり自分から去っていくのは何故かって監督さんに聞いて欲しかった。というか、パンフ今からでも読むべきか。
トークの後に短いながらもパンフへのサイン会もあったし、なんだか濃い時間でした。
そういえば、シティーハンターとこの映画の間に少しだけ時間があったので、新宿武蔵野館限定のコラボメニュー「シチューパン(エストニア風!?)」を食べまして。
売店で温めもしてくれました。結構なボリュームだったのでかなりお腹一杯に。ボリューム感わからずに他の映画のコラボのパンまでうっかり買っちゃったの図。ちなみにこのコラボパン人気で、毎回すぐ売り切れるようなので始まる前に買って食べて正解でした。
割ってみたところ。シチューの白とパン生地の白の境目が伝わるかな?がっつり総菜パンでした。
写真じゃフレームに入りきらないほどの長ーい特大バナー。
癖つよつよ映画でした。パンフレット読むと2回目見たくなるという話も。
そういえば、修道士さんたちのシーンだったかな。庭でちょいちょい孔雀が歩いていて(2〜3羽放し飼い?)インド映画でもそう何度もお目にかかれない貴重な聖なる存在が、こんな普通に背景みたいに写り込んでくるんかい、と内心びっくりした。