
私が15年前にV6と出会って運命が変わった話
2021年11月1日を持って解散したV6。私は15年ほどファンとしてい続けました。 解散して1年が経った今、やっと現実に向き合うことができるようになったので、V6と出会った話と今の気持ちを残しておきたいと思います。
●私とV6の出会い
私がV6のファンになったのは小学生のことでした。詳細なきっかけは思い出せないのですが、いつの間にかファンになっていた気がします。 好きなV6が出る、学校へ行こう!やポンキッキーズを楽しみしていた小学生でした。
V6の誰が好きなの?と当時からよく聞かれていましたが、私はイノッチが好きで、聞いてくれた人がみんな驚いていたのを覚えています。(よく岡田くん?とか聞かれていたのですが、なぜそう言われるのかはよくわかります笑)とっくに対象年齢を過ぎたポンキッキーズを楽しみにしていたのはイノッチが出ていたからでした。
中学生になってからもV6が好きなのは変わりませんでした。吹奏楽部に所属し、初めてのコンクールの日は【サンダーバード -your voice-】の発売日だったのをよく覚えています。 CDの発売が同じ日でご褒美だ!と思っていたので 辛いコンクールの練習も頑張ることができました。(余談ですが、サンダーバードも大好きだったので、このコラボがとっても嬉しかった)
その後、大人になってた今でもV6のことはずっと好きで、リリースする曲は私の生活と共に歩んできてくれていましたが特に思い出に残っていることを書いてみたいと思います。
●運命を変えた曲との出会い
中学3年生の時、私はクラスメイトからいじめにあい学校に行くことができなくなってしまいました。 1年のほとんど学校にいくことができず、楽しみにしていたはずの学校へ行こう!もいつの日か苦痛になってしまっていました。
さらに高校受験シーズン中、精神的に追いこまれてしまいついに外に一歩も出られなくなってしまいました。ストレスからくる難聴や不眠症、摂食障害など、今考えてもギリギリの状態でした。
いろんな人に支えられながらも、生きるのに精一杯だった私は、好きなものに向ける余裕もなくなんとか生きていたとき、母が「今度V6が新曲出すんだって、とってもいい曲だったから聴いてみなよ!CD買ってきたら?」とふと言ってくれて、PVを見せてくれました。
それは「HONEY BEAT」という曲でした。初めてみたとき、曲中の歌詞に涙が止まらなかったのを覚えています。
誰かのために(生きたって) 君は君だよ
笑って 笑って
I wanna make you shining smile!
はじめようよ honey beat
未来を選んで 今 リスタート
あぁ 地図を無くして(泣いたって)
あきらめるなよ
笑って 笑って 笑って 笑って
なににも意欲がわかなかったのにも関わらず、このCDが欲しい!と思い、高校の願書を出しに行くというミッションのご褒美で 1人で買いに行くことになり、いつぶりかわからない外にでることができた瞬間は忘れられません。
人が怖くなっていた自分はいつぶりかわからない他人とやり取りすることや(店員さん)、 CDを買えたと担任の先生や母に話した時によかったね〜と言ってくれたことなど 鮮明に覚えています。その時のCDは今も大切に保管にしていて、一生の応援歌を手にした瞬間でした。
大げさかもしれませんが、この曲に出会えていなかったら私の人生、変わっていたかもしれません。そして今も落ち込んだ日はこの曲を聞いて元気を出して、日々を歩んで行っています。

無事に私も高校生になることができ、その後大学生や社会人になってからは母とコンサートに行ったり(母は健ちゃんが好き)ずっと好きな存在となってくれていましたがあの日がやってきました。
●2021年3月12日
V6ファンにはきっと忘れられないだろうこの日。 私はオフィスで仕事をしていたのですが16時50分、ファンクラブからメールが届いてはっとしました。これは何か嫌な予感がするなという勘は当たってしまいました。
25周年配信ライブの本編ラストの曲が【羽根〜BEGINNING〜】だった時からとっても気になっていました。なにかつっかかる感じがしていて、どうにかならないといいなと。でも悲しくも現実となってしまいました。
儚いもの失うこと 畏れないでいこう
何度 日が没ちても 明日は光に満ちている
発表直後の記憶はあまりないのですが、オフィスで叫んでたと同僚が最近教えてくれました笑 そして出社していた人たちはとっても優しくて、大丈夫?とか声をかけてくれたことを覚えていますが、退勤後、現実とまだ受け入れられなかった私は自然とV6の聖地である代々木第一体育館に足を運んでいました。

本当に現実なのだろうかと思いつつ、母と心してファンクラブ動画を見ました。動画ではいつも通りのV6だけど、解散すると確かに口にしていて、今後のスケジュールを話してくれているものでした。
泣きながら見ることになるかなと思ったけど、メンバー、一人一人の言葉を聞いて、メンバーが最善の策として出した答えだったのだと理解できました。
同時に健ちゃんが「きっとすぐ受け入れてもらえないかもしれないけど残された時間は迫っているから泣いていないで一緒についてきて欲しい」と言ってくれていて解散が発表された日は泣きもせず、意志が固まるのでした。
今まで一緒に歩んできてくれたV6の集大成をこの目に焼き付けたいと。
●LIVE TOUR V6 groove
解散が発表されてから、悲しむ暇を与えてくれないほどの解禁スケジュールの嵐。 (本当にスタッフのみなさん大変だったかと思います・・・)
様々なスケジュールが発表される中、ライブツアーは絶対行きたいと思って、母と私のファンクラブ名義で全公演申込し、すべて落選。
全部落選が分かった瞬間は生きた心地がしかなったのですが笑 同僚が「りなちゃん、なんだか行けそうだよ〜大丈夫!」と声をかけてくれました。
そんなこんなで数日後、母の名義で1公演のみ復活当選となり、1公演だけですが、 行けることなりオフィスで泣きそうになったことを覚えています。
あっという間に月日は過ぎ、ライブ当日。お仕事を終えてコメダで腹ごしらえ。

V6と一緒の空間にいることは最後の日になるので、今後どうなってしまうのだろうと不安になりながら、母と会話しながら横浜アリーナに向かいました。

コンサート会場はいつも通り、優しくて温かいV6ファンで溢れていました。
隣の方も優しい方で、荷物ここに置いても大丈夫ですからね〜と楽しみましょうと声をかけてくれました。
いつもと違ったのは会場内のうちわのメッセージが「今までありがとう」で溢れていたこと。
ライブがスタートしてから、直前にアルバムを出していたのもあり新曲ばかりの構成でびっくりしました。 勝手な思い込みで今までの曲をたくさんやるかなと思っていたけど 今までみたことないV6の曲ばかり。定番曲の中ではHONEYBEATも歌ってくれて、これで生のライブで聴くのは最後なんだなと思ったら涙が止まらなかったです。
最後のライブで想像を超えてくるとは思わなかったので本当に圧巻でした。 これからも続いていくのかと錯覚するほど新しい彼らを見ることをできることができたし、同時に最後まで挑んでいく彼らをみて、私も元気をもらってライブはあっという間に終了。
帰り道、母が「終わってしまったね〜でも今日も楽しかった!」と言ってたのが忘れられません。
最高な時間を過ごして、私はやっぱりV6にで出会えて良かったと。
会社の人が素敵な看板があったよー!
— Rina Akiyama / note (@akiyama__rina) October 27, 2021
と教えてくれて写真撮ってきました📷
これからありがとうを
直接伝えに行ってきます🏃♀️♡
(ライブグッズのトートで今日は出勤笑)#6人の音楽に最高のありがとう#V626 #26年という瞬間 pic.twitter.com/NsGMv5bMeJ
●2021年11月1日
ついに解散当日。 朝からソワソワしながら仕事へ。
ライブ配信を母と見るべく午前中はお仕事に励みつつ、私は今日をどうやって過ごしたらいいのかなと思いながらも答えが出ないまま開演時間に。
セットリストもMCもいつも通りの進行。
面白いから悲しくなる暇なんてないぐらいいつも通りのV6だった。
いよいよ終わってしまうと思った時、 イノッチが最後の挨拶でこう言っていた。
「俺たちも解散したことないからどうしたらいいかわからないんだよね」
どうしたらいいものかと難しく考えていたけど、V6解散は私たちファンだけでなくて メンバーだって、スタッフだって、みんなはじめてだった。何も正解はない。
そして、私はもう1人じゃない。
みんなでV6が永遠になることを見届けることができる。
そしてたくさんのものを残してくれてV6は永遠のものになった。
やっと落ち着いたのでツイートを。
— Rina Akiyama / note (@akiyama__rina) November 2, 2021
昨日はファンクラブ配信まで
全て見守ることができました。
すごく泣いたけど、すごく笑いました。
最後の日もいつものV6でした🥰
26年間、V6であり続けてくれて
本当にありがとうございました。
画像はたまたま撮れた虹入りのV6🌈#V626#26年という瞬間 pic.twitter.com/QdzOAdMJxa
●解散から1年後の今思うこと
解散してからのが寂しい日々を送っていました。 今年は年末の特番出ないのか〜とかこれやってたよなあ〜とより寂しさを痛感しました。
でも忘れたことにサプライズがやってきたりして、ほっこりしたりしてました。これもメンバーやスタッフさんからの愛だなあと嬉しくなったことは今でも忘れられません。
冬休み1日目、色々やることやって
— Rina Akiyama / note (@akiyama__rina) December 29, 2021
帰宅したらポストに思いがけないものが…😭
今年は年末の番組出ないのか〜とか
最近寂しくなっていたところにV6の文字はめっちゃ嬉しかった🥲
まだ届いてない地域もあるかも?なので内容は伏せますがとってもファン想いの最高なサプライズでした🙌❤️ pic.twitter.com/TIeCdvPVqj
解散日に、彼らも本当に大きな決断をしたなと思っていたけど、当時私も結婚が決まっていたので、またも勝手に運命を感じるのでした。
V6も新しい道を行き、私も新しい道を行く。
今になって、V6に会えないことが寂しくなることもあるけど心から出会うことができて、好きになることができて本当に良かったと思っています。
もし、出会っていなかったら私の人生が変わっていたかもしれません。
出会わなかったら解散という寂しいことは知らなかったかもしれないけど 出会わない人生のがどうなっていたのだろうと心から思うので感謝してもしきれません。
私は他にもいろいろなことが好きだったりするので、別れはどんな時でも辛いですが、V6のおかげで別れの時間までも大切にできるようになりました。
もしこれを読んでいる人で何かに悲しい人がいても今の時間を大切に、全力で、後悔のないように過ごして欲しいです。
と言いつつも私も向き合うまではとっても時間かかりました。自分のペースでゆっくりと向き合っていきたいと思うし、今後もそうしたいと思います。
先日V6の写真集が届いた!高くて悩んでたけどパートナーに後押しされて購入。最後のページまで読んで、本当に買ってよかったと思えた作品だった。
— Rina Akiyama / note (@akiyama__rina) August 26, 2022
なんとなく観るとまた悲しくなる気がしてずっと見られなかったラストライブBlu-ray。なんだか今なら観られる気がする。#V6_Guys #V6 #V6groove pic.twitter.com/FNQzmT3hR9
最後になりましたが、
V6を支え続けてくれたスタッフの皆様、
いつも優しくて温かいV6ファンの皆様、
そして25年間、V6であり続けてくれたメンバーに愛を込めて。
みなさんと駆け抜けた時間は、一生忘れません!!!!!!!!!!
そして永遠にV6のファンです!!!!!!!!!!
本当にありがとうございました!!

(代々木体育館はイベントしていたので公園で笑 撮影:かつおさん)
Amazonプライム会員だと過去のライブ映像見られるのでよかったら観てみてください〜!(これをずっと残してくれているのとってもうれしい)
Amazonプライム限定でラストライブの埼玉公演バージョンもあります!
(Blu-ray化されているのは幕張メッセ公演なのでここでしか観られない!)
実は私まだ観ていないので近々観ます!!!(このnoteを書いたことによってやっと観られそうです笑)