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3度目のMG(マネジメントゲーム)は、ただただ自分の無力を受け入れた。

数か月ぶり、3度目のMG(マネジメントゲーム)に参加してきました。
初めての創業MG。1期目からのゲーム開始は自由度が高いが故に実力の差や戦略の差が目に見えて結果に反映。体力も知力も削られました😨

1.創業MG

MGは全部で5期にわたっての仮想企業の経営を行うものである。

通常は1期目は全員でルール確認をしながら全員がお決まりの運営をして、1期目の途中からゲームスタートとなるゲームです。
そして、今回初めて経験した創業MGとは、1期目の最初からいきなりゲームスタートとなる特別ルールです。
この違いは何を意味するかというと、資本金300をまるまる自由に使ってスタートできるということです。

通常ルールですと、初期投資の費用が決まっていて、手持ち資金は190からのスタートなんです。
この差は大きくて、最初から大型機械に投資をすることも可能ですし、安い材料を買い占めることも可能です。
社員研修や広告宣伝に投資をしてもいいでしょう。

この選択肢の多さに最初は戸惑いました。
市場での様子を見ながら決めようと思っていたら、こういう時に限って、じゃんけんに勝ち切って一番最初に順番がっ!!!
なのでまずは堅実に小型機械とアタッチメントを購入してみました。

今回は初めての参加者がいなくて、期数はわたしが一番少ない!
そしてベテランの皆さんのスピードについていけなさ過ぎて、初めて参加した時よりむしろ動揺が激しく、終始ドタバタ💦
期ごとの会計処理はボロボロなのでした。
トホホです・・・

2.流れに任せながらも、なぜかいい成績が残る期もある、不思議

とにかく流れが速くて、流れに流されるままに意思決定を繰り返した結果、思いのほかうまく回る期があったり、同じことをしているのにうまく回らない期があったり、とても不思議なゲーム展開でした。

この原因を突き詰めてみると、「物事は予定通りにはいかない」というところにたどり着きました。
卓内には私のほかに6人(今回は参加人数の都合で1卓7人でした)の猛者が剛腕をふるっています。
序盤で材料は枯渇し、いつのまにかみなさんチップもごっそりそろっています。
さらには来季のための次繰(次の期のためにチップを準備しておくこと)までしています。
同じ卓に居ながら、こんなにも差がつくんだなとわらけてきます😂

ベテランさんと比べても仕方がないのですが何かしらのコツをつかみたい。
でもみなさん同じルールで同じ選択肢のなかでやっている以上、わたしとベテランさんの差は状況を把握する力決断力の差なのだろうと分析。
つまりその2点を磨くには、やはりたくさんの状況を見ることと、トライ&エラーを繰り返すこと!

しかし、ただただ参加を繰り返していくわけにもいきません。
今の自分の実力で、考えうる分析を怠らないようにしようと気持ちも引き締まりました。

3.チップとリスクカード

各期ごとに成績が乱高下する結末になった今回のゲーム。

なぜか、期によってはPQ区間賞まで頂きました。
たしかに、飛ぶように商品が売れた期もありました。
逆に、大幅に価格を下げて売るしかない期もあったり。。。

この差はいったい何なのか?

当然ですが、会社盤を見渡すとチップのバランスがいい人はうまく経営できている印象です。
対して、自分の会社盤はというと、とにかく価格重視で青チップにばかり気を取られています。

期によっては、リスクカードで縁故採用でセールスマンが増えた、リスクカードで赤チップ購入させられた、などのイベントがたまたま重なり、売れすぎて商品が枯渇しがちだったり。

さらに黄色チップを買ってみるとこれが大当たり。
材料さえ買えば飛ぶように売れる期もありました。

え?チップでこんなに経営が変わるの?やばい!

こんな感じです。
そして、現在の期に気を取られ、次繰をおろそかにしてしまうと、やはりまた成績は下落の一途。
自分の選択・決定でこんなにも経営が浮き沈みするんだと改めて実感しました。

そして、驚いたのはリスクカード。

リスクカードという名前から察するに、カードの内容は悪いことばかり起こる印象でしたが、実際は違います。

「研究開発成功」などの物理的に良いカードもありますし、私が今回経験した「縁故採用」や「チップの購入」など、一見不利益ととれるようなカードも、良い結果に結びつく場合もあります。

リスクカードでいう「リスク」とは、「予定外の出来事」とか「不測の事態」という意味であり、それは良くも悪くもあるということに気が付きました。

現に、2回に1回リスクカードを引いた期でも結果はそれほど悪くありません
でしたし、不思議と1回もリスクカードを引かない期でもまったく思い通りに結果は出せませんでした。

終盤の期では、市場に材料が枯渇し、他社さんの会社盤にはカラフルなチップが並び、若輩者のわたしは、自分が親の時ですら商品が売れないという悲しい状況の時、なにかしらの不確定要素が出てくるリスクカードはむしろチャンスカードに見えました。

そういう時ほどリスクカードは出ないもので、結局、なにもできないまま期が終わるという経験もありつつ、今回のゲームは終了。

今回もまた、大きな学びのあるゲームとなり、大満足です。

4.まとめ

先生が、「計画より良い結果であっても、計画より悪い結果であっても問題。どちらの場合も分析が必要。」と言っていたのが思い出されるゲームとなりました。

今回は思いかけずいい成績が残った期があり、これはほんとうに勉強になりました。

市場や経営がすべて思い通りになるわけもなく、ゲームであれ実際の経営であれ、不測の事態に備え、乗りこなすためにも、良い時も悪い時も問題と向き合い分析する必要がありますね。

「不必要な利益は不良在庫。時間も同じ。」
これも先生がおっしゃった言葉です。
今回の気づきを踏まえて、経営計画の立案をしてみたいと思います。
忘れないうちに・・・


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