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渥美半島の農業需要を取り込む!田原市の空き家売却テクニックとは?

こんにちは、加藤です。
今回は“渥美半島の野菜&花き生産地”として全国的にも知られる田原市の空き家売却について解説していきますね。

田原市といえばキャベツやメロンなどの農産物が盛んで、ビニールハウスや畑が広がる一方、海沿いにはサーフィンや釣りを楽しむスポットも点在するという、多彩な魅力がある街。
そんな田原市で、どんなふうに空き家を売り出せば需要を取り込めるのでしょうか?


♦︎渥美半島の農業需要が強い理由

1)キャベツやメロン、花きなどの一大産地

畑付きの物件や、ビニールハウス用に転用できる敷地を求める農業志向の人や企業が一定数います。築古住宅でも、周囲に広い農地があれば“住み込みで農業をしたい”という層が興味を持つ可能性大。

 2)浜松や豊橋方面へのアクセス

国道42号線や豊橋鉄道渥美線などを使えば、豊橋市や浜松市方面への通勤圏として機能する場所も多数。海沿いでサーフィンや釣りを楽しみながら、車で職場に通うスタイルが人気を集めています。

♦︎田原市の空き家売却テクニック

農業需要を取り込む

  • 農地付きor転用可能の説明を充実
    もし敷地内に農地や広い庭があるなら、どんな作物が育ちやすいかを簡単に紹介するとGOOD。地元農協や近隣農家の情報を添えると、買主の想像が膨らみます。

  • 耐久性や水回りの確認
    農業をする場合、屋外で野菜を洗う場所や水道設備などが重要。古い家でも工務店と協力して“どれくらい補修すれば実用に耐えるか”を明確にしておくと親切です。

  • 海のレジャーをプラス
    サーフスポットや漁港が近いエリアなら“週末サーフィン&平日は農業”なんてライフスタイルを提案しても面白いですよ。

【田原市の空き家売却エピソード】

先日、築35年の一軒家を田原市で相続したTさんから、「敷地内に古いビニールハウスが残っていて、ずっと使っていない。駅から遠く家自体も古いし、買い手がつくとは思えない…」とため息交じりにご相談を受けました。
外壁は色あせ、庭や畑も雑草が伸び放題。Tさんは「解体して更地にしたほうがまだマシ?」と考えていたそうです。

ところが地元の不動産会社が調査を行うと、「周辺はキャベツや花きの生産地が広がり、農業志向の個人や小さな農業法人が物件を探しているかもしれない」という情報が浮上。工務店に耐震診断をしてもらうと、「建物の柱や梁は意外としっかりしており、ビニールハウスの骨組みも一部再生できる余地がある」と判明しました。Tさんは“築古であることを逆手に取り、農業+リノベの両方をPR”という提案を受け、SNSや農業系コミュニティで「田原市の海沿い農地付き一軒家、リフォームOK、週末農業や自宅兼農場に」と発信。

すると、名古屋でサラリーマンをしているご夫婦が「週末に畑をやってみたい」「サーフィンにも興味があるので海が近いと嬉しい」と内覧に来訪。ビニールハウス再生の可能性や畑の広さを見て「こんな広い敷地が都心の家賃より安く買えるなら最高だ」と乗り気になり、あっという間に売買契約が成立。
Tさんは「更地にせずに相談して本当によかった…田原の農業需要、知らないと損だね」と笑みを浮かべていました。

加藤のちょこっと一言

「渥美半島って、やっぱり農業がしっかり根付いてるんですよね。海も近いし、一見“駅遠で不便”に見える物件でも、実は農業やサーフィン、釣り目的の買主がいるんです。」と私も再認識しました。
築古物件を“農地付きでリノベ可能”“週末農家やセカンドハウス向け”と位置づければ、思いがけない高値で売却できる可能性がぐっと高まりますよ。


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