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タイタン〔雑感〕
今日も働く、人類へ
至高のAI『タイタン』により、社会が平和に保たれた未来。
人類は≪仕事≫から解放され、自由を謳歌していた。
しかし、心理学を趣味とする内匠成果【ないしょうせいか】のもとを訪れた、
世界でほんの一握りの≪就労者≫ナレインが彼女に告げる。
「貴方に≪仕事≫を頼みたい」
彼女に託された≪仕事≫は、突如として機能不全に陥った
タイタンのカウンセリングだった――。
SFは少し苦手で不安でしたが、読み始めたらとまらなくて徹夜で読みました。
寝不足で次の日の仕事が辛かったです。
人間の行う煩わしいことの全てを代わりにやってくれるAIが存在する未来。
FIREブームからも分かる「仕事をしなくていい喜び(煩わしい人間関係からのバイバイ)」とは相反する、仕事をするからこそ得られる充実感みたいなものを考えさせられました。
世界観が綺麗でした。
物語に登場する摩周湖に行ってみたくなりました。