子どもが育つ日記 本質を捉えて前を向く
2020年4月14日(火)
一週間ぶりに出社。たまには出社しなければならないのだ。
職場は人が少なかった。それでも止められないプロジェクトはあり、パラパラと人はいる。
久しぶりに出てきたこともあるけど、けっこう緊張する。共用スペース(食堂とか)も自主的に避ける。
昼食もとらずに仕事に集中し、早めに帰宅。
正直、かなり疲れた。
この状態は、趣味生活にも影響を及ぼしていて、新しい音楽がほぼ聴けなくなっている。また、読書も TRPG リプレイなど、軽めかつ読み慣れているものばかり。日常生活に刺激がありすぎて、趣味で新たな刺激を受けられない状態になっている。
今はこの状況をむしろ楽しもう(不謹慎かもしれないが)というのは半分くらい共感しつつも、心の自衛的な側面もあるかなと思った。
楽しむくらいのつもりでないと、緊張につぶされてしまう。
都内に出かけるというのは、今、それくらい緊張感がある。
家の近所なんて、のんびりしたものである。といっても地元でもぼちぼち出てるけど。
2020年4月15日(水)
在宅勤務。始業前に子どもたちを連れて散歩。
通勤が無くなる素晴らしさを実感している。
あれはあれで、ひとりの時間が確保できていいけど、今は家族と一緒にいる時間を増やす方が大事だからなー。
絵本作家の五味太郎さんが新聞の教育欄で、休校は「本当は何がしたい?」と問えるときだし、本質をはっきり捉えるチャンスだと言っており、胸をつかれる思いだった。
彼のことばは、本質を捉える冷静さと、前向きになれる熱さが同居していて、すごくささる。冷笑や猪突猛進ではないバランス感覚。
戦後ずーっと「じょうぶな体」がいいと言われてきた。それはつまり、働かされちゃう体。「かしこい頭」っていうのは、うまく世の中と付き合いすぎちゃう頭で、きりがないし、いざという時に弱いからね。今こそ、自分で考える頭と、敏感で時折きちんとサボれる体が必要だと思う。
心っていう漢字って、パラパラしてていいと思わない? 先人の感性はキュートだな。心は乱れて当たり前。常に揺れ動いて変わる。もっと言えば、不安とか不安定こそが生きてるってことじゃないかな。
すごいなー、すごい。