子どもが育つ日記 落語絵本ふたたび
2020年2月24日(月・祝)
長男と図書館へ。落語絵本を返して、案の定、落語絵本を借りた。
絵本の読み聞かせ等を行う「おはなし会」が、感染拡大防止の名目で中止になっていた。図書館も閉鎖されるかもな…とこの時は思った(思っていたら、3月から休館らしい)。
だんだんと日常がウイルスに侵食されていくのを感じる。
いつも行く図書館は「子ども読書推進センター」として絵本を専門に扱っており、基本的に絵本しか置いてないのだが、大人向けの「絵本についての本」の類いも置いてあり、ついでに私も借りることにしている。
福音館書店の創始者、松居直の著作は、置いてあるぶんはひととおり読んだ。絵本と子どもに向けるまなざしがとても良い。「絵本は子どもに読ませる本ではありません。おとなが子どもに読んでやる本です」、「かわいい」とは大人にとっての後ろ向きな感情である(子どもはかわいくなりたいとは望んでいない=早く大人になりたい)など、ひとつひとつの言葉にハッとさせられる。
この日は、エレン・ハンドラー・スピッツ『絵本のなかへ』を借りた。絵本の読み解き本だった。
あと、リサイクル本(無料であげます本)コーナーが出来ていて、ブラム・ストーカー『ドラキュラ』の絵本があったので救出してきた。がっつり大人向けの絵本。言葉は多く、絵は怖い。これ、ここに置いていたらあまり借りられなかったのではないだろうか…。
ゆっくり読もうと思う。
長男は借りてきた落語絵本の中では、『かえんだいこ』をとても気に入っていた。大金を積まれた道具屋の主人と奥さんのリアクションが面白いらしい。何度も繰り返し読み聞かせをせがむ。
挙げ句の果てには、長男自ら、赤子に読み聞かせを始めた(写真)。親としては、赤子の相手をしてくれて、とても助かるやら、感動するやらだった。