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「あしたはあしあと」(詩)

あのね あしたはね
手を振って 向こうから
やってくるのじゃないのよ

どんどん どんどん 歩いていく
ずんずん ずんずん 進んでいく
その途中の道端の
当たり前の花の色
それがふわりと揺れたかと
思うと ふっと割れて影を持ち
ついてくる
わたしの足元に滑り込み
馴染んだ頃に あしたになるの

わたしのあしたは わたしだけの
地面にくっついたあしあとなのよ

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