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ニューヨーク市における、高校選びシステムについて思うこと(1)
3月20日金曜日、13歳の息子の高校が発表されました。
つまり、高校受験結果発表、とでもいうのでしょうか。
厳密に言うと、ちょっと違うんだけれど、まあ、9月から始まる新学期、どこの学校に行くのかがわかった日。
ニューヨーク市に住んでいて、何がストレスかって、学校選び。
いやいや、日本だってそうですよー
という声が聞こえてきそうですが、そんなことないと思いますよ。
なんてったって、ニューヨークの高校選びシステムは全米イチ複雑だと言われていますから。
アメリカ人家族の人たちと話しをしていても
「もっとシンプルにして欲しいわ」
「自分の時はこんなに複雑じゃなかったから混乱する」
という声、聞きましたので。
そして自分が住んでいる地域、ハーレムに「良い」と言われている公立学校が少ない(ほぼない)と言われていることもあるかもしれないけれど、幼稚園から今回の高校まで本当にストレスでおかしくなってしまう。
白髪が一気に増えたこと、ここで報告させていただきます〜。
それに2008年のリーマンショック前は、お金のある人達は基本私立学校に行っていたけれど、アレ以降は公立に流れてきてしまったので、そこでまた競争率が上がり……。
そしてお金のある人たちは寄付金を半端無くしてくれるので、ある学校に限っては、ヘタに私立に行くよりも公立の方が良いという結果になったり。
さらに、幼稚園から中学校までは学区が決まっているので「その学区内」の学校しか選べないのに、高校は学区なんて関係なくなる摩訶不思議さ。
なによりも愕然としたのが、カリキュラムがない、ということ。
いや、あるんですけれどね、基本の。
でも「良い」と言われている学校のカリキュラムと「そこそこ」「残念」と言われている学校のカリキュラムの差、すごいです。
というのも、息子が産まれる前にハーレムにある某中高一環の学校で1年間、日本語を教える日本人先生のアシスタント(のようなもの)のボランティアをしたのです。その後、その先生が異動し、移動先でもボランティアを数回やったのですが……同じ高校くくりなんですけれど、内容が全く違いました。
あ、これは学校選びちゃんとしないと、厳しいことになるぞ、と。
分かりやすく言ってみれば、不良がたくさんいる学校と、優等生が多い学校みたいな感じ?
日本にもありますね。
でもレベルが違うような気がするんですよね。ハイ。
特にうちの近所の場合は父親が息子に「Be a Man(男でアレ)」な部分を重視していることが多々あるので(要はマッチョリズム)、さらにそこに肌の色やら歴史などが絡んできて、まあ一筋縄ではいかないんです。
全体的にみて、競争したがる人たちも多いし、お金に物言わせる人たちも多いし、親のプライドやエゴが感じ取られて、だんだんと「学校って何?」「教育ってなに?」と出口のない迷宮へと迷い込んでしまうんです……。
そして、あたしが何よりも納得いかなかったのが、お受験する学年の成績ではなくて、その1年前の成績を重要視するということ。
つまり、中学に入るのなら4年生の(ニューヨーク市は基本、5年生までが小学生)成績と内申。高校に入るのなら中学2年生(7年生)の成績と内申を重要視するんです。
これっておかしいと思いません?
きっとニューヨーク市教育委員会が全てを仕切っていて、生徒数も学校数も多いから仕方ないのかも知れないんですけれど、やっぱり納得がいかない。
さらに、さらに!
高校の申請を12月頭にして、発表が3月の20日!
待たせすぎでしょう!
どんな仕組みになっているのか、本当に知りたい!
って、まあ、息子が幼稚園(小学校)選んだときも、1月下旬にテストを受けて、結果発表が確か5月だったので、待つ期間としては同じくらいですね……。
続きます。
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