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首都チュニスから日帰り観光!遺跡の街カルタゴと海辺の街マルサ

みなさんは海外旅行するとき、どんな視点で滞在拠点を決めていますか?拠点とする場所はやはり空港から近い、ある程度の大都市が便利ですよね。観光をする際も、その拠点都市から近ければ近いほど楽ですよね。

今回はチュニジアの首都チュニスから日帰りで観光できる、カルタゴとマルサをご紹介します。片道1時間弱で行けますので、とりあえず迷ったら行っておくべき場所です。


遺跡の街カルタゴと海辺の街マルサ

チュニスの北東部にカルタゴとマルサは位置しています。以前このブログでご紹介したシディ・ブ・サイドはカルタゴとマルサの間にあります。

チュニジア観光でまずはここ!青と白の街、シディ・ブ・サイド! - 日本人いない場所 (nihonjin-inai-basyo.com)

いずれのエリアもチュニスからほど近いこともあり、地元住民からも外国人観光客からも人気の観光地です。


カルタゴとマルサへの行き方

TGM(電車)を使う方法と、コレクティブタクシー(乗り合いタクシー)を使う方法があります。どちらの方法でも問題なく行けます。TGMの駅は便利な立地にありますし、コレクティブタクシーであれば市街地まで行ってくれます。

管理人のおすすめとしては、カルタゴまで行くならTGM、マルサまで行くならコレクティブタクシーを利用した方がいいです。体験談を交えて、その理由を説明します。

管理人はチュニジア人の友人と共に日帰り観光をしました。観光予定地はカルタゴの後にマルサを訪れるものでした。最初にカルタゴを目指すときには、チュニスのシンボル時計台から徒歩5分のところにある、コレクティブタクシー乗り場に向かいました。

ルアージュとはまたちょっと違うようです


この乗り場ではチュニス~マルサ間をピストン運行しているようです。マルサ行きならば終点まで乗ればいいので、ただ乗っていれば目的地に行けます。ですが管理人の行先はカルタゴです。カルタゴで下車することをあらかじめ運転手に伝え、途中で降りなければなりません。友人が地元住民なので言葉の心配は不要でしたが、途中下車をせざるを得ない状況が厳しかったです。ちなみにここまでの乗車料金は1.7TNDでした。

幹線道路「N9」上で降ろされてしまいました。ここからカルタゴの観光エリアまではまだ距離がそこそこあるので、もう一度通常のタクシーを拾わなければなりません。猛スピードで駆け抜けていく車が行き交う中タクシーを拾うのは骨が折れます。割とすぐに捕まったのでラッキーでしたが、ここからさらに追加でタクシー料金を支払わなければなりません。3.2TNDほどで、目的地であるカルタゴ博物館に到着しました。

カルタゴにコレクティブタクシーで向かう場合には、途中でタクシーを乗り換える必要があります。なので、移動の手間を減らしたいのであればTGMを利用した方がいいです。始発駅のチュニスマリン駅からカルタゴハンニバル駅まで直通で行けます。この駅からカルタゴエリアの主要観光地は徒歩で回れるでしょう。

逆にチュニス~マルサ間はコレクティブタクシーを利用した方がよさそうです。管理人はマルサからチュニスまでTGMを利用したのですが、始発駅のラ・マルサ駅から乗車したにもかかわらず座れるか微妙なところでした。TGM一本で行けるのですが、所要時間は40分ほどかかります。コレクティブタクシーであれば半分の20分ほどで到着できるようです。マルサのコレクティブタクシー乗り場はここです。

交通手段についてまとめると、移動時間を短くしたいならコレクティブタクシー、言葉が不安であればTGMを利用することをおすすめします。


カルタゴエリアの観光

カルタゴでは主に遺跡を巡ることになるでしょう。管理人が訪れた3か所をご紹介します。

カルタゴ博物館

カルタゴに来たらまずはここです。

何語なのかはわかりませんが、カルタゴ博物館です

この周辺の遺跡も合わせて訪問できる共通チケットです。価格は12TND。学割が効くと9TNDになるそうです。

考えてみれば12TNDで8つも見学できるなら相当お得かもしれません

チュニジアがローマ帝国の一部だった頃の遺跡を見学できます。館内にも展示はありますが、リニューアルデザインコンペ案がたくさん展示されていたのでなんだか微妙な感じでした。建築デザインに興味がある方ならば、現在の展示は楽しめるかもしれません。

海とのコントラストも美しいです

隣接するセントルイス大聖堂には共通チケットでは入れず、追加で5TNDを支払う必要があります。見学したい方は別途お金を払ってください。

がめつく入場料を請求される大聖堂です

ローマ劇場

古代ローマ時代の劇場跡地です。

ローマ時代には鉄でできた柵などなかったのでしょうが…

現在はコンサート会場にもなっているようです。管理人が訪れた日の夜もコンサートライブが行われるらしく、スタッフが設営中でした。古代ローマ人もこんな感じで出し物を見ていたのだろうか?と思いを馳せることができます。

さすがにローマ時代にはスポットライトや音響設備はなかったでしょう


アントニヌスの浴場

古代ローマ時代の浴場跡地です。

2000年前にはたくさんの入浴客でにぎわっていたのでしょう

管理人が個人的に最も行きたかった場所です。石でできた浴場の名残が見られます。「テルマエ・ロマエ」の世界観はこんな感じだったのだろうか?と思いを馳せることができます。石は崩れやすくなっている場所もあるので、気を付けて見学してください。


時間がなくて3か所しか行けなかったのですが、共通チケットには8か所記載されています。みなさんはぜひ午前中から活動を開始して、できるだけ多く訪問してみてください。


マルサエリアの観光

正式名称はラ・マルサです。ビーチが有名です。

地元民にも人気のマルサビーチ

車で砂浜に侵入できるビーチです。管理人が訪れた際はちょうどサンセットの時間でした。昼間は暑かったのですが、この時間帯になるとかなり涼しいです。昼間に来たのであれば海水浴を楽しんでもいいでしょう。チュニジア人はよくここに泳ぎに来るそうです。

車で侵入する際にはお気をつけて

ムードのよさそうな店が立ち並ぶリゾートエリアですが、やはり価格もそれ相応に設定されているようです。海水浴を楽しんだ後はおしゃれな飲食店でムードたっぷりの夜をお過ごしください。

まさにリゾートエリアっぽいですね


まとめ

カルタゴエリアで古代ローマに思いを馳せ、マルサエリアでロマンチックなムードを楽しむ。これが大人の休日ではないでしょうか。

時間に余裕があるのであればTGMで移動しましょう。その際は携行品に充分お気をつけください。


それではまた!

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