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日本漫画通ならギャグ漫画も読め!?その2「幕張」

日本の漫画は数えきれないほど産み出されていて、すべての漫画を読もうと思ったら人生が何回もないと足りないくらいです。
日本の漫画の人気は凄まじく、主要な漫画は世界中でも人気になっています。しかし個人的な意見として、ギャグ漫画は少々地位が低いような気もします。主要な人気漫画を読んだからこそ、楽しめるギャグ漫画もたくさん存在するのです。
今回は個人的に面白いと思えるギャグ漫画(その2)を投稿していきます。


幕張

1996~1997年に週刊少年ジャンプで連載されていた作品です。
「ジャンプにはもうSLAM DUNKがあるから…」という理由で、バスケ部入部を諦め野球部に落ち着いた主人公である塩田鉄人と奈良重雄の青春劇です。野球部でありながら野球をまったくやらないギャグマンガで、さまざまな作品のパロディを多用しています。
また、ドギツイ下ネタも多用されています。もし自分に子供がいたとしたら、読ませていいか悩む作品です。
幕張 1 (highstone comic) | 木多 康昭 | マンガ | Kindleストア | Amazon


パロディとして取り上げられている作品

ここでは作中に出てきたパロディの元になっている、作品の一部を挙げていきます。
・SLAM DUNK
・ジョジョの奇妙な冒険
・ドラゴンボール
・るろうに剣心
・北斗の拳
・魁!!男塾
・みどりのマキバオー
・花さか天使テンテンくん
・マーダーライセンス牙
他多数

この時代の「週刊少年ジャンプ」のパロディネタが大部分を占めています。また、この時代の芸能人などもネタにしていますので、日本の芸能史を知っておくとより楽しめます。


完結の仕方

「むしゃくしゃしたから止めた」です。なので伏線の回収も完了していない状況で終わってしまっています。


アニメ化されているか

アニメ化はされていませんので、単行本か電子書籍でお読みください。後年の版で一部セリフが差し替えられているようで、初期の単行本と電子書籍で違いを楽しむのもいいでしょう。


まとめ

「幕張」は主に、週刊少年ジャンプ(レジェンド作品や1990年代)のパロディネタを多用しているギャグ漫画です。この当時の週刊少年ジャンプを読んでいた人には、いちいち心に刺さる作品です。
また、「SLAM DUNK」や「花さか天使テンテンくん」好きの方に特におすすめです。
主要な人気漫画を読んだからこそ理解できる笑いが、この作品にはあります。次に読む漫画を模索中の方は、候補のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?

それではまた!


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