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男子バスケ日本代表 ワールドカップ本大会出場決定に際して思うこと。

みなさんこんにちは!今回は、バスケットボールの話題を書きたいと思います。自分も、小学生の時から20年くらいバスケをやってきて運良く高校の時は全国大会も出場したこともありました。そんな元バスケットプレーヤーとして先日のFIBAワールドカップアジア予選は注目せざる負えませんでした。

特に今回凄かったのは予選開幕4連敗からの8連勝でのW杯出場を決めるというドラマチックな展開は熱かったです。

昔からのバスケファンは本当に待望の喜ばしいニュースだったのではないかと思います。これまでの日本バスケ界は日本バスケ協会の旧理事連中が長年、自らの私腹を肥やすだけの機関でした。特にこれといった代表チームや各ジュニア世代の育成や強化もまともにせず、国内での競技人口では野球やサッカーよりも多いバスケのプロリーグ化を自分たちの都合で進めないなどずさんな運営体制でした。それに反旗を翻した反協会理事派がbjリーグを作り、一時期国内にはNBLとbjリーグという2つのリーグがあり、日本バスケ界は分裂状態となっていました。これを問題視した世界バスケ連盟(FIBA)がリーグを統一するように日本協会に厳命しましたが前述した日本バスケ協会の旧理事達は自分達の立場を守ることしかせずリーグ統一は暗礁に乗り上げ、全く進みませんでした。業を煮やしたFIBAは日本協会に制裁を加えました。男女のA代表を含む全世代の代表チームの国際試合への参加を禁止。そのうえこの問題の最中に2020年東京五輪が決まりましたが、この開催国枠を保証しないとまで通達してきたのです。それでも進まないリーグ統一にFIBAは協会改革に強制的にFIBA主導で作られたタスクフォース(外部からの改革チーム)を介入させる事態にまでなりました。幸いこのタスクフォースのリーダーとして参加していた元Jリーグチェアマンの川淵三郎氏を中心に旧理事を協会から一掃し新たな理事メンバーで改革に乗り出しスピーディーな改革でトップリーグを統一し2016年Bリーグとしてプロリーグを開幕させ今に至るというのが、日本バスケ協会が置かれてきた状況でした。

残念ながら、現在においても来年に迫った東京五輪の開催国枠が男子日本代表は確約されていません。(女子はアジア地区でもトップの成績を収めているのでほぼ開催国枠は問題ないです。)そのためにも、今回のW杯アジア予選は男子日本代表にとっては東京五輪開催国枠を得るための判断材料をFIBAに示せる最後のチャンスだったわけです。男子は女子にくらべ国際大会での成績が低迷していたため開催国枠が確約されてなかったのですが、もし今回のアジア予選でまともな成績が残せなかったら日本バスケ界は完全に終わりだったかもしれません。

そのような事情もあり国内のバスケファンは今回のアジア予選は色々な思いを持って見ていたと思います。

残念なことに、前述した旧日本バスケ協会の理事連中は未だに、日本バスケットボール推進協議会(JBIC)という組織で活動をしていて隙あらば日本バスケ協会を乗っ取ろうとしているようです。全く反省していないようですね。

今回、男子日本代表がW杯本大会出場を決め、今年の夏に中国で行われる本大会で好成績を収めて、ぜひとも来年の夏は東京五輪でその勇姿を見せて欲しいと願っています。

なによりもそれがこれからの若い世代が夢を持ってバスケ界を盛り上げてくれる唯一のことだと思います。


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