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絞りのお話し_03

絞りのお話し。

今回もさっくりと。

絞る。と言うけど何を?→レンズの光を取り込む量を制限する。
レンスの中に何枚もある羽根を組み合わせてセンサーに光が入る量を調節します。

レンズ真ん中の部分。↑上が開放状態で下が絞っている状態↓

拡大すると金属の羽根が組み合わさっていてレンズの中の光を取り込む量を調節できる仕組みがわかります。

中心から外側に向かって黒い線が見えると思いますが、このレンズは9本あります(下部分がちょっと見えづらいですが)
なのでこのレンズには9枚の羽根が入っていて、絞ったり開いたりしていることがわかります。

ちなみにこの羽根の形によってボケた時の形が決まります。
このレンズだと円に近い多角形です。

↑背景などをぼかした時に明るいところがキラキラしますがその部分が分かりやすいです、
キラキラの形がレンズの羽根の組み合わせた形状の形になります。


ちなみに人間の目でも実験できます。

まずは準備。
ピンポールメガネなんて流行ってましたが
同じような要領で紙でもカードでもいいので、小さく穴を開けます

今回は自分の名刺に穴開けてみました(パッとで他に見当たらなかった)


そして小さな被写体。今回は指。

指を前に出して片方の目を閉じて、開いているもう片方の目で指を見ます。
指に目のピントが合います。

↑こんな風に。指に目のピント合わせると背景って結構ボケて見えます。



ではでは先ほど穴を開けた名刺。
これを開いている方の目に近づけて、小さく開けた穴から覗き込んで
また同じように指をみてください。

ぐーーーっと近づけて、名刺の穴から覗き込んで〜〜ッ、
また指を突き出して見てみると、、、

さっきより背景がくっきり見えてます。


これが絞りの理屈で、被写界深度なんて言いますが、
絞って画像の見える領域を狭めることによって、
ピントを合わせている場所も、合わせていない背景も、シャープに映ります。

前に書いた絞りのお話し2でも触れましたが
絞りはf値ともいい、数字が小さいと明るくボケ味が出て、
f値の数字が大きいと光を取り込む量が減り、シャープに写っていく。
今回はこのボケる意味とシャープに写る理由をさっくりと書きました。


例えばf2.8の設定では、
「少ない時間でセンサーにたくさん光を取り込めるので明るいレンズ。ピントが合う位置が少ないのでたくさん前後がボケる」ので
f22の
「絞り込むので光を取り込む量が少ない。ピントが合う場所が多いので画面全体がシャープになる」レンズより
f2.8の方が明るくフワフワな雰囲気の写真データが撮影できます。

前回はピントが合う位置、と書いてありますが、見える位置を狭めると(f値を絞ると)
「被写界深度が深く」なるのでピントが合う範囲が広くなります。
逆にf値を小さくするとレンズの羽根が広がって
「被写界深度が浅く」なるのでピントが合う範囲が少なくなり、結果ピントが合ってない部分がボケ味となり、ふんわりしたイメージに写ります。


今回は「ピント」で統一してますが「焦点」と言うこともあるし、
やれ「被写界深度」だ「開放」だ「絞る」だ
浅いだ深いだ、さっくりでも表現と理屈が多い。。。

f値が小さいとふんわり背景ボケて、f値が大きいとシャープに撮れる

最初はこれで本当にいいと思います。
カメラに慣れてきて好みの写真に出会ったとき、
どうやったらこんな写真撮れるんだろ?
と思い始めたときの方が覚えます絶対。
最初は気軽にがいいよ〜。




おまけ

例えばぬっこの目。大きくまんまると。瞳孔が開いている状態。
↓仮にこれがf1.4だとすれば

これがf8↓

これがf22↓

のように瞳孔が細くなっていく(光を取り込む量が減る)=絞っている。
と覚えると分かりやすい??かも??


参考画像はうちの猫なのですが、表情違いすぎ。。。。。

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