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子宮がん検診

先月、初めて子宮がん検診を受けてみた。検診車(バスの中)で受けるやつ。30歳だしなんかあったらちょっと怖いし、そろそろ受けとくか、ぐらいの気持ちだった。

今月に入り、結果が紙で届いた。

要約すると「細胞の形に異常があるので精密検査を受けてください」とのこと。
紹介状を本来は開けてはいけないが(あとで気づいた)、知らずに開けてしまい、中身を見た。
“ASC-US”と書かれていた。

怖いので調べてみた。
ASC-USとは、細胞の形に異常がみられるものの、良性か悪性か区別がつかないことのようだ。

「細胞の形に異常がある」なんて目にしたときは、え、噓でしょ。と軽くショックを受けたが、まだ癌と決まったわけじゃないことに少しホッとした。


再検査を受けに紹介状を持って病院へ行った。
結果が出るのに二週間かかるとのこと。



そして二週間後。
今日はその結果を聞きに行った。
やはりちょっと不安である。まだ出産もしてないのに癌だったらどうしよう・・・。子ども嫌いだけど自分の子は産んでみたい気持ちは正直ある。
まあでも大丈夫だよね・・・?という気持ちで待合室にいた。

一回目に呼ばれたとき、看護師さんに最近おかしなことはないですか?と聞かれた。別に変な質問じゃないけど看護師さんの顔がうっすら曇っている気がした。
変わったことは特になかったが、看護師さんの表情を見て少し嫌な予感がした。医師に呼ばれるまでドキドキしながら待っていた。


二回目、医師に呼ばれた。
医師もまた少し曇った表情をしていた。一瞬で何かを察した。
「陽性です」
あ、まじか。と少しショックをうけるも色々考えると泣きそうなことが分かっていたので考えないようにした。
陽性だからどうという詳しい話はされなかった。
ただ、結果の紙を見て、HPV-DNA基準値0.00~0.99のところ自分は785.70というえぐい数値が出てるのが恐ろしかった。

淡々と次の診察の予約をして終了。結局また検査をしないといけないようだ。

帰りの車でさすがに不安がこみ上げ、目に涙をためながら帰路に就いた。
「え、癌ってこと?まだ子ども産んでないのに子宮とるのかな?今までの男性たちに影響ないかな?これから闘病生活?お腹切るの嫌なんですけど?父は癌で死んだけど自分も?」
などぐるぐる思考しながら。

でも家に帰れば母が待っている。
それまでには涙を引っ込めたい。
「また検査を受けるってことは現段階では癌と決まったわけじゃないんだ。まだ落ち込むには早い」
となんとか平常心を取り戻した。
母に陽性を伝えるとやはり少しショックを受けつつ、それを悟られないよう我慢している様子が見られた。私も同じ気持ちだよ。(泣)



子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によっておこる病気だ。中学だか高校だかのときにそういう話が授業の一環であった。私はそういうのを真面目に聞くほうだったし、他人事じゃないなってその時から思ってた。そして本当に他人事じゃなかった。とりあえず重い腰を上げて検診行っといてよかったなと思う。ちょっと遅かったかもしれないけど・・・。

ちなみにHPVについて調べてみたら、なんとほとんどの大人が感染しているらしい!なーんだ、みんな一緒かよ(笑)
とはいえHPVには癌になりやすい型というのがあるようだ。HPV16型と18型が特に危険なハイリスクタイプみたい。それだけ覚えておこう。

でもシンプルに考えて、HPV感染してる上に細胞の形が異常ってもはやそれは癌になってますってことじゃないかな・・・?これ以上は素人がいろいろ調べたところで意味ないからもうなるようになるとしかいいようがない。


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