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「家飾りマム」への挑戦 vol.7
ロジンバッグ とランチパックの違いがわからないJAうごの佐藤です。
ええ。
そんな、羽後町です。
さて、今回は…「コロナ禍で生まれた花のチャレンジシリーズ第7弾」についてお伝えいたします。
一つのチャレンジを終え、二つ目のチャレンジへ向かうターニングポイントに差し掛かりました。
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▼ 「家飾りマム」への挑戦 vol.7
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2020年の花業界は、コロナ禍で業務需要が減少する中、新たにホームユース需要が伸びます。
この需要に産地の課題を掛け合わせて、新たなビジネスチャンスへ繋げよう!と、チャレンジする事になった企画。
それが【「家飾りマム」への挑戦】であります。
マムとは一般的に、スプレー咲きに咲く「菊」の事。(色んな種類があるよ♪)
太くて長いじゃない、短くて細いマムをあえて作って、ホームユース向け需要へ結び付けたい。
まさに、コロナ禍によるパラダイムシフト。
ギフトじゃなく、業務用じゃなく、「見る需要」へ繋げたい。
花のマッチングビジネスへ歩み出します。
産地(農家とJAと県)と市場(東日本板橋花き)と販売店(花屋)がチームとなり挑戦が始まりました。
それは、2020年の秋でした。
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▼ 経費を抑えろ【2度切りへの挑戦】
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2021年7月29日のお話です。
無事に1度目の収穫を終えて、その後のチャレンジへ向かいます。
通常であれば、切り終えた株元を引き抜いて、片付けを行います。
次の作付へ切替える準備をしますね。
ところが「家飾りマムは、フォーマルタイプ(一般的な長くて単価が高いタイプ)より、単価が安い」のであります。
なぜ、単価が安いんでしょうね。
それは「1束500円!」とか「ホームユース用に、買いやすい低価格な商品設定にする為」なんですね。
仕入価格を抑える必要があります。
ハイ。
その為「家飾りマム」は、種苗費を抑えて本数を増やし、多収生産する事を戦術にしました。
生産コスト削減です。
1株から2作収穫する「2度切り」への挑戦です。
秋田県の普及指導員の先生に指導を仰ぎ、枝と葉の本数を整理して、再び伸びてくる脇芽を作り出します。
7月下旬の、めちゃ暑いハウスの中では、人も菊もグッタリですが、これからどんな成長が見られるんでしょうか?
1度もチャレンジした事のない実験のスタートでした。