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コロナ禍で生まれた「家飾りマム」への挑戦 vol.1

「チーズバーガーのバーガー抜きを頼む勇気」というタイトルの本を書く事にしたJAうごの佐藤です。

#その勇気だ

ええ。

そんな、羽後町です。

さて、今回は…「内緒にしていたけど今回から新たなシリーズを始めます!コロナ禍で生まれた新たなシリーズです!」についてお伝えいたします。

お花の話題です。

話が長いので、お時間ある時にお読み下さい。

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▼ コロナ禍で生まれた「家飾りマム」への挑戦 vol.1
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2020年2月下旬、日本に激震が起こります。
新型コロナウィルスが猛威をふるい、現在に至っております。

日常生活が出来なくなり、当たり前の「当たり前」に疑問符を打つ毎日。

3月は1年を通してお花が売れる月です。

しかし、2020年3月はボロボロ…。

花が売れず、花業界はコロナ禍で窮地に追い込まれました。

ブライダルや葬儀は自粛や縮小しなければならない始末。

もう、お花はダメなのか。

命を繋ぐのは食であり、嗜好品の花は売れない…。

農家さんやお花屋さんは、そう思ったに違いありません。(もちろん、僕も)

ところが、2020年の6月には、前年(2019年)並みの売上が、市場で記録したと聞きました。

「どこで売れたか?」を、深掘りすると、「お家需要」(ホームユース)だと言うのです。

ご自宅で飾っていたのです。
日本人が。
これまで、花を買っていなかった人々が、飾っていたのです。

そして、コロナ禍のストレスを紛らわし、癒しを花に求めたといいます。

UNIQLOさん、無印良品さん、ポストインのサブスクまで登場し、若い世代へ花を買っていただく動きが活発になっていきました。

そこで、僕は思ったのです。

「ムムム!これはもしかしたら、もしかするぞ!」

ハイ、このシリーズがこうして始まりを迎えるのでした。

花のマッチングビジネスへ歩き出します。

それは、2020年の秋でした。

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▼ ホームユース需要を探れ!
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「巣ごもり需要、自宅で花を飾る需要は、今後伸びていくマーケットだ」

そう思い、調査を重ねます。

仏花ではなく、「見える所に飾る花は、何がいいのかな?」と考えます。

「花を多く買う購買層の60歳代ではなく、若い世代が買いたい、飾りたい花は何がいいのか?」

そこで思いついたのが、スプレーマム(スプレー菊)です。

様々なフォーメーションや、花形があるスプレーマムは、文字通り菊の先端がスプレー状に枝が複数出ていて、花が多く咲きます。(1つしか咲かないタイプもあるよ)

そして、3人に相談します。

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▼ 負けないチームを作れ!
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初めに話をしたのは、県の農業振興普及課の先生でした。

家に飾る花は、花瓶が小さい為に、短くて細い花が求められます。

ここが、葬儀やブライダルや仏花と違う点です。

「短く細く咲かせる事が、この寒い秋田県で出来ますか?」

「単価は安いだろうから、多く本数を切りたいです!」

「箱に多く詰めて、運賃コストを下げたいんす!」

そう話すと、普及所の先生はこう言います。

「花芽を早く持たせる事は出来る」

「それだと、2度切り(年に2回収穫)出来る」

「ソレ面白いね、やってみよう!」

パーティーに1人目の仲間が加わりました。

#ドラクエの馬車をイメージしてね

次に声を掛けたのは、ベテラン花農家さんでした。
スプレーマム作りも上手で、周年花を作っている農家さんです。
僕が絶大な信頼を置く、花農家の佐藤さんです。

「いいよ、作っても」

「ただ、売り先があればね」

「やってみよう!」

チャレンジ精神が大勢な農家さんですので、読み通り乗ってくれました。

パーティーに2人目の仲間が加わりました。

そして、最後は市場さんです。

今では、東日本板橋花きさんの社長であります、樋口さんにお声をかけました。

「ホームユース向けの、スプレーマムを作りたんですが、売り先があれば挑戦したいんですが、大丈夫でしょうか?」JAうご佐藤

「大丈夫だと思うよ、担当に話しておく」樋口社長

パーティーに3人の仲間が加わりました。

さぁ、更に大きな夢も乗せて、この馬車は動き出します。

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▼ プロジェクトが動き出した!
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「ホームユース向けのスプレーマム」という名前が長いので、もっと簡単で短い名前を考えました。

現在、固定したのが【家飾りマム】であります。

分かりやすいですよね?

今年の4月26日に定植しました。

「ポンポン系」と呼ばれる花形を選びました。

「ポンポン系の品種で何がいいか?」は、市場担当と相談して決めました。

さて、シリーズ1回目は長くなりましたが、春の定植までお伝えしました。

2回目は成長過程をご覧いただきます。

乞うご期待を!

#長文でゴメンて
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#予冷処理
#日持ち
#リレーフレッシュネス

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