『愛とは、怖れを手ばなすこと』を読んで
サンマーク文庫出版の『愛とは、怖れを手ばなすこと』(ジェラルド・G・ジャンボルスキー著)を読んだ後、
愛と幸せについて少しばかり考えたものを備忘録代わりに記述する。
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人は社会を生きる生き物として
誰しも、愛を求める。
愛を他人に求め続ける者のままでは、
幸せになることはできない。
愛を与える者にならなくては、愛を得ることはできない。
なぜなら他人もまた愛を求めているからである。
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他人を愛した経験のある者ならば、裏切りやすれ違いの恐怖を知っているのではないだろうか。
逆に、そういう経験のない者は、愛が返ってくるかどうか不安で疑心暗鬼になったことが少なからずあるのではないだろうか。
(これも愛を得られない疑心である)
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そうした怖れを放り捨て、ひとえに愛する。
するとこだまして相手からも愛が返ってくるという。本当だろうか?
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また、他人に期待してはいけない。求めてはいけない。
他人や世界が変わるのを期待するよりも
まず先に自分が変わらなくてはならない。
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自分が変わることへの怖れ。これも捨て去って、自分の殻を破る必要があるのだ。
自信をもって自分が好きだと言えるように。愛し愛される自分を築き上げるために。
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怖れを捨てるだけとは言うものの、実際のところはそう簡単ではない。
過去に受けた傷や、嫌な気持ち、辛い思い出など、言い出せば山ほどある'怖れ'。
しかし、これらはすべて過去のものでしかない。
我々は今を生きる生き物であり、過去や未来に囚われては幸せに生きてはいけない。
「昔あんなことがあったから、これからも怖いことが…」
「他人なんて信用できない。あんな裏切りをされて、これから信じれるわけが…」
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過去や未来に'怖れ'をもったままでは、素直に他人を愛することはできない。
故に、'怖れ'を捨て、今このとき対峙する他者と正面から向き合って付き合うことが、幸せな愛に繋がる秘訣なのではないだろうか。
(2018/5/27 記述 2020/3/14 再掲)
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