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いま駅が最高の売り場に!

#ガイアの夜明け
20/08/18

見所

①エキナカ グランスタ東京
②高架下 すみだリバーウォーク

コメント

駅の新たな活用を考えるのは面白い

自分の大学でも未来の駅のあり方を考えるワークショップがあり、この手の話は興味を持って情報を集めているが、まだ先のことと思っていた駅のあり方がもう実現してしまっていることは珍しくなく、駅の変化速度も日に日に増しているように感じる。

駅という空間は、シンプルゆえに、あらゆる活用法との融合に対して高い親和性をもつのだろう。

1つ目の話題はエキナカの利用
今年8/3にオープンしたグランスタ東京

https://www.tokyoinfo.com/cp/tokyo_station_project2020/
JR東京が一大プロジェクトとして取り組んできた事業で、153店舗をかける商業施設を東京駅の中に作ってしまうというものだ。

帝国ホテルの門外不出のスイーツや食堂車をモチーフとしたレストラン、ここでしか出会えない珍しい店が出店するデパートにも劣らないラインナップだ。
そんな中、特集されていたのは、出店店舗の一つである羽田食堂だ。

青森県で取れた魚を生きたまま新幹線で東京駅に運び、活魚として店で提供できないかという試みだ。

ミッションはウマズラハギを生きたまま運べ

肝が旨いらしい。

15℃以下でキープし、約6時間かけて青森から東京へ。
温度が数度上がるだけで魚が弱ってしまったり、活魚の身は透明で身が引き締まっているという話を聞いていて、活魚を提供する難しさとその価値を感じた。

2つ目の話題は高架下の活用

郊外の高架下活用例としては2つ
1つは学生寮。
音がうるさそうだが、駅近で家賃もまあまあ。ほとんど家にいない下宿生にとっては嬉しい試みだろう。

もう一つはシェアキッチン。
月3万円で30時間まで利用可能。日替わりの店出店はお客様にも好評だ。

一時的に利用される施設を高架下に作ることで、長時間活用することの弊害(騒音や土地の狭さ)に勝る利点が生まれるのだろう。

一方都心でも高架下の活用はある。
それが浅草と東京スカイツリー駅をつなぐすみだリバーウォークだ。

今で移動の少なかった浅草ー東京スカイツリー間に、人の流れを作るため、6年の月日をかけて完成した、ある種の商店街だ。

この発想は画期的だと思う。
東京の都心は観光地が密集していても、観光地間は意外と距離があり、意外に繋ぎが悪い。
電車を利用するにも面倒さやたった数駅にお金をかけるならと利用を躊躇ってしまう気持ちはとてもわかる。

ここに目をつけたこともそうだが、それを実現させたことがもっとすごい。

コロナ下で出店延期の店がある中でも、人は十分集まっていて、狙い通りといったところだろうか。
浅草ースカイツリーの旅行パックでお出かけしたいなあ。

いやー、面白いですね。

コロナ下でもしっかり構想していた事業を完遂するのは本当に感心せざるない。人の戻りを促す意味でも一つの復興戦略になるといいと思う。

駅のこれからをこれからも追い続けよう。


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