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【秋田ゆかりのお店を見える化するわけその1】

これまであきた・いざたん事務局では事務局員の調査や、あきたいざたんのSNSフォロワーの皆さんのからいただいた情報をもとに、主に首都圏にはなりますが秋田にゆかりのある居酒屋・飲食店(秋田県出身者、親御さんが秋田出身、秋田の食材)のお店をGoogleマップにしたり、お店の情報を発信してきました。

 情報を集めるだけでなく、実際にお店に直接足を運び、お話をおうかがいしながらこれまで首都圏で実際80店舗以上の秋田ゆかりのお店を事務局員やメンバーとともにまわってまいりました。

 秋田にゆかりのあるお店を見える化する大きな理由のひとつは少子高齢化が進む中で、“新しい秋田の地縁ネットワーク”を作る必要があると思ったからです。

 人それぞれに偏りはありますが、これまでは自分の親は比較的兄弟が多く、多くの叔父叔母、また従兄弟などのご縁にたくさん恵まれてきた方が多いのではないかと思います。正月やお盆にみんな集まって楽しい時を過ごすことも毎年の楽しみだった方もきっと多いのではないかと思います。これまでは血縁によるネットワーク・サポートがはっきりと機能しており、様々な協力関係が血縁者相互で成り立っていました。

 ところが、少子化によって一人っ子の世代が増え、そこに生まれる方と関わる血縁のネットワークがここ20年ほど急激に小さくなっていることに何となく気づきます。また、家族や血縁者との交流よりもプライベートを重視したいという時代の流れもあり、このコロナ騒動によってさらに疎遠になってしまう傾向に拍車をかけてしまいました。

 さらに、これまで県外を出て、その地域で暮らしている同県出身者、同士町村者で作られている“県人会”という組織があり、これまで血縁ではサポートしきれていないところをカバーしてきました。主に年齢で言うと60歳以上の方々が中心となり、高齢化が進んでおり、もはや運営を維持できなくなっている県人会組織もあります。現役世代はまたそれらの組織の輪になかなか入りにくいという現実もあったりします。

 血縁によるネットワークの弱まり、また県人会の機能や役割が変化する中で、“世代を超えて交流できる地縁による新しいネットワーク”が今後社会生活を営んでいく上で必要となってまいります。

 “あきた・いざたん”ではこの新しいネットワークが生み出される拠点、中心を秋田にゆかりのあるお店に置き、まずは自分の住んでいる近くにある秋田ゆかりのお店と繋がっていただき、そこで出会う秋田繋がりの多くの方々と交流を持ってもらい、血縁以外の新しいご縁をまずは結んでもらいたいという願いからマップにしたり、リスト化を進めております。こうした繋がりが出来る結果として、孤独死の軽減などにも効果を発揮するのではないかと思い、この活動を続けています。(単に秋田の美味しいものを飲み歩いているだけではありません笑)

 次回は秋田ゆかりのお店を見える化するわけその2をお届けします。ご覧いただきありがとうございました。

文:あきた・いざたん事務局、創設者
高橋純一
https://www.akita-izatan.net/

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あきた・いざたんプレス編集部
あきたいざたん〜秋田ゆかりのお店と人、故郷の食をつなぐコミュニティー。秋田のヒトモノコト発信中。秋田ゆかりのお店全国マップ好評中。秋田みらいず・あきたいざたん事務局 いざたんボーイが主に東京からレポート。湯沢市ふるさと応援大使の活動もしております!