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海外ボランティアシリーズ① 〜僕が海外医療ボランティアに参加した理由〜

ちょっと間が空いてしまいました。
今年はいつもよりさらに時間が過ぎるのが速いような気がします。
あっという間に半分終わりですね。

自己紹介や、他のnoteにも軽く書きましたが、僕は数年前に東南アジアの途上国、具体的にはラオス、カンボジアで、1年ちょい医療ボランティア活動をしてきました。

たくさん書きたいことはあるのですが、なんだかんだ先延ばしにしていた海外での活動について、少しずつ書いていこうと思います。

シリーズとタイトルをつけたからには続けないとですね…

ボランティア=素晴らしい??

このボランティア活動の話は、帰国後に何度か講演という形でお話しさせていただきました。

このような話をすると、決まって言われることがあります。

「途上国で困っている人のために活動していたなんて、本当に素晴らしいです。」

「1年以上、無償でボランティアをするなんて、本当にいい人なんですね!」

などなど、このようなことは、講演会後の懇親会では、ほとんど皆さんに言っていただけます。

途上国、ボランティア、医師、無給。

このような言葉には、たしかに上記のような感想を抱かせる効果があると思います。

しかし、これに対して、

「はいそうですね。僕は素晴らしい人間で、素晴らしい活動をして来ました。」

とは、もちろん言いません笑

別に自分のしてきた活動を恥じているわけでもないし、活動としては素晴らしいものであったと思っています。

でも、僕は、いい人だから、困っている人を助けに行った。
わけではありません。

困っている人

困っている人を助けたいのであれば、日本国内にも困っている人はたくさんいます。

医師が一人もいない、無医島は国内にもたくさんありますし、地域によっては医師の数がまったく足りていないところもあります。

そして、医療だけに関わらず、何かに困っている人は他にも大勢いるでしょう。

単に、困っている人に対して、医師としての自分の力で最大限の貢献をしようと思ったら、間違いなく日本国内で活動した方が、多くのことができると思います。

医師免許はそのままで効果を発揮するし、
方言などはあるにしても、基本的に言葉はそのまま通じます。
移動だって自分の車や、公共の交通機関を使って、自分の力でほぼすべての場所に行けるでしょう。
食べ物や、衛生環境、設備も整っているので、そういう部分で体力などをロスすることもなく、医療活動に体力や時間、お金など、すべての資源を投入することができます。

でも、僕は海外に行きました。
途上国を選びました。

海外医療ボランティアに参加した理由

これは、完全に自分のためです。

・海外で生活がしてみたい。

・途上国の現状を直に見てみたい。

・途上国の医療の現状を見てみたい。

・途上国の環境で自分に何ができるのかを試してみたい。

・日本とはなるべく環境の違うところへ行ってみたい。
 (先進国ではなく、途上国を選んだ理由ですね。)

このような自分の好奇心もあっての選択です。

医者の仲間には、ただ働きしに行くなんてバカなんじゃないの?
なんてことも言われました笑

でも、僕の中では、日本だけで完結できることがどんどん少なくなっている現状や、
高齢化、人口減少、一人あたりGDPの順位がどんどん下がっていること、
いろいろなことから、日本の中だけでしか生きられないということが、大きなリスクだと感じていました。

このような考えもあり、なるべく早く、一度日本から出なくては、という思いもありました。

これが、僕が途上国を選び、医療ボランティアに参加した理由です。

行ってみて

行ってみた感想としては、本当に行って良かったです。

良くも悪くも、本当にいろいろなものを見ることができたし、いろいろな経験をすることができました。
そして、本当にたくさんの出会いがあり、今でもとても大切に感じています。

活動自体や、生活のことについても、またちょこちょこ書いていきます。
気長に待っていてくれるとありがたいです。

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秋田 護
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