Jetson TX2 開発者キット用のケース探し
はじめに
まず、nVIDIAのJetson TX2 Developer Kitというのは……というところから書こうかと思ったが、このタイトルに反応する人には説明の必要はないであろう。よって、割愛。
※一応、ご存知ない方へ。こういう基盤剥き出しのGPU搭載ミニPCです。
https://www.nvidia.com/ja-jp/autonomous-machines/embedded-systems-dev-kits-modules/
このPCをエッジコンピュータとして使いたいのだが、剥き出しでは困る。入れ物自作するのも大変だし、何かいい手はないかと探してたらこのブログを発見。
Jetson TX2 に最適なケース (SilverStone Thin Mini-ITX対応 超小型PCケース)
「汎用規格のボードだったのか。そりゃそうだ。」とやっと気づき、真似すればいいと思い読み進めると、
「Jetsonのヒートシンクのネジの鍋部分が邪魔である。
ネジを外してもファンが大きく動くことはなさそうなので取り除く」
との記述が。
んー。じゃあもうちょっと高さのあるケースがあればいいのかな、と探してみると、見つかった。さすがAmazon。
今回の主役。HTPCケース
HTPCケース e.Mini E-T3 ITXケース 【Thin MINI-ITX 17*17㎝マザーボード対応】
※これを書いている時点でなんと在庫切れ……参考までに、購入価格は、5,380円でした。
サイズ:185x45x197mm。
参考ブログで紹介されているケースの高さは42mm。
3mm余裕があれば、ネジの頭は干渉しないだろうと判断し、これを注文。
以下、箱に収まるまでを画像で紹介。
1. 梱包状態
やたらと厳重な梱包。そもそも空箱なのに。
2. 中身はこんな感じ
後ろ側のネジ2本を外し、上蓋をずらしてはずす。真ん中にフレームが一本あるが、邪魔になるので取っ払う。
左前にUSBポートがあるが、使わないので内側のケーブルも取っ払う。
3. TX2、ぴったり入った
Jetson TX2のボード下の板を外してケースに入れてみる。
穴位置もばっちり。どこも干渉しない。ネジ4本を締めてボードを固定。
ケースには、電源ボタンとLED(青!)が付いているので、先のブログに記載されているコネクタの説明図に従い、配線を接続。2本だけ。
この図のおかげで超助かった。感謝感謝!
4. ネジ頭の干渉は?
ファンのネジ頭に干渉することもなく蓋を閉じれた。ギャンブル成功!
背面もすっきり。付属のWiFiアンテナをつけ、USBポート不足を補うためにエレコムのUSBハブも追加。小さくてぴったり。3ポートとも動作OK。
5. モニター、キーボード、マウス
7inchのHDMI液晶モニターと、無線キーボード&マウスを接続。
すっきりコンパクトにまとまっていい感じ。
6. ダメ出し
最後に一つダメ出しを。国産製品だったらあり得ないと思うが、机に足ゴムの跡が着くという難点が。白い机では要注意。
最後に
これで安心して設置できるようになった。
今後の予定として、とあるビルのフロア入り口に設置して、自社開発の顔認識AIシステムをテスト運用してみます。
しかしせっかく書いたのに、「在庫切れ。再入荷予定なし。」とは。
同じケースが安定して入手できることはなさそうなので、足ゴム跡が着かない、よりかっこいいケースが国内メーカーから出てきてくれることを期待。
良いのを見つけた方は、ぜひお知らせください。
※2019.2.6 追記
先日展示会でステッカーをもらってきたことを思い出し、貼ってみた。
製品ぽく、かっこよくなりました。
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