上から滑って降りるだけの簡単なお仕事です☆
スノボの話をすると、たいてい
「おしりを強打したので、二度と行きたくない」
「自力で立ち上がることもできなかったので、二度と行きたくない」
「友達に上に連れていかれて怖かった」
「両足を固定されたまま滑るとか怖くないですか?」
9割方、ネガティブな反応が返ってくる。
これは、ゆゆしき事態だと思う。
しばらく海外からのお客さんが見込めない今、
スノボ人口を増やさねば、スキー場は廃れる。
たぶん、一回やって嫌になった人は、教えてくれた友達とか彼氏の教え方が悪い。
スノボが嫌にならないためには、
「スノボスクールのプライベートレッスンを受ける」「ヒップガード(ケツパッド)をはく」
これだけでOK。
特に、40代以降の女性にはお勧めしたい。
プライベートレッスンをおすすめする理由は、人の目を気にせず、焦ることなく、自分のペースでできるからである。インストラクターの人も、とても丁寧に教えてくれる。
私は初めてスクールで教えてくれた人がドイツからのイケメン留学生で、お姫さま扱いしてくれたので、たいへん気分が良かった。
みじめな気持ちにならないことが大切。
根性もいらない。
遊びだから。
金で解決することは解決しよう。
私も、初めは立ち上がるのに精一杯だったが、インストラクターの人に、
「前に立ち上がりにくいなら、山側向いて、手で起き上がったらいいですよ。」
と言われ、目からウロコ。
白馬で外国の方々を見てると、けっこう、山側向いて手をついて、立ち上がる人が多いことに気づく。
ちなみにヘッダーの写真は白馬五竜&Hakuba47。私がいちばん推してるスキー場。
日本人はスポーツにおいて、「こうしなければならない」が強すぎるのだ。体育や部活の弊害だな。
ネットでスノボのハウツー動画みても、誰も「山側向いて立ち上がればよい」なんて、言ってくれてない。
できる人がいう、こうすればできるはず!(=できないのはおかしい)は、初心者にはなんの足しにもならない。
ほんと、スノボはスノボやってる人が入口を狭くしちゃってると思う。
スノボは自転車と同じで、ある程度スピードが出ないと不安定なのだ。自転車、平坦なところでスタートして漕ぐとヨロヨロしますね。スノボも同じ。緩すぎる斜面では止まってしまう。そして転ける→立ち上がるのが大変、これでおそらく8割くらいの人が脱落してしまう。
ある程度の斜面で、スピードが怖くなく、転けても大丈夫、と思えるのは重要。
ヒップガード(通称ケツパッド)は、薄手でいいものがたくさんある。転けるのが怖くなくなる。
若者がワイワイグループで教えあって滑ってるのは、それはそれで楽しそうでいいと思う。
でも、1回行って嫌になった人はぜひ
・プライベートレッスンを受ける
・ケツパッドはく
これで再びチャレンジしてみてほしい。
風や冷たい空気や雪の感触を感じながら、ただただ繰り返し上から下へ滑るのは、とても楽しいですよ。
晴れた日の朝一番のスキー場は最高。
ここは岐阜の高鷲スノーパーク。