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雪の日 靴に現れる白いシミをなんとかしたい

こんにちは。アキスケです。

雪とか雨の日に革靴から白い粉みたいなシミみたいなものが出てくることがあります。濡れた路面を歩いたあとに突然のように現れて拭いても簡単になくならないし、黒い革靴だったりすると余計に目立つしで困ったやつです。
今回はそんな雪や雨のときに革靴に現れる困った白いシミについて書いていきます。


あいつの名前は「スピュー」

まず、面倒なあいつは「スピュー」といって 革に潜在していた塩分、あるいは脂肪分が固まってできたものです。
スピューには2種類あって、塩分が原因のものを「塩スピュー」、脂肪分の方を「脂肪スピュー」 と呼んだりします。

冒頭に書いたような雪や雨にあたったあとに革靴に表れるのはほぼ「塩スピュー」です。なので今回は「塩スピュー」について書いていきます。


スピューはどこからやってくる?

塩スピューは雪や雨で革靴が濡れその水分が蒸発する時に、水分が呼び水になって、革の中にある塩分が表面に運ばれることで白いシミのようになって表れます。そういう仕組みになっています。

で、その塩分はどこから来たのかというと大きく2種類あって、ひとつは足がかいた汗が原因です。汗の塩分が靴にたまっていて、それが先の理由で表れるパターンです。

もうひとつは、もともと皮革に残っていた塩分も要因となる場合があります。「もともと」なので新品の靴でも起こる可能性があります。

え、それって不良品なんじゃないの?と思うかもですが、そうではないです。
革靴の製造行程で、革が腐らないように「なめし」ます。その時に薬剤を使うのですがその薬剤に含まれる塩分が内部に残っている場合に、表に出てくる時があります。


で、どうすればいいの?

本当は、靴クリーナーで全体をふいて
濡れた布でパックみたいなことをして
靴クリームを塗って
ブラッシングして
仕上げに防水スプレーふって
…とやりたいのですが、出先だとそうはいかないです。
(基本のお手入れ方法はコロンブスさんのWebがわかりやすかったです。)

応急処置的な対処としては

まず、濡れたらできるだけ早くティッシュなどで靴表面の水気を拭き取る。塩スピューを軽減することに繋がります。

それでもたぶんスピューは出てくると思います。

出てきてしまった塩スピューに対しては
硬くしぼった布やタオルで拭き取ることで完全に消せなくとも目立たなくすることができます。
スエード靴の場合はブラッシングするのがいいです。
でもブラシなんて持ってない場合が多いです。そういう時はもうしようがないので急いで無印良品とかブラシを売っている所に買いに行きましょう。


というわけで今回は、雪や雨のときに革靴に表れる白いシミについて書いてきました。

雪や雨の日は革靴を履かないほうがいい。という声はありますけれど生活上どうしても履く必要がある人もいます。そういう場合は今回書いた応急処置でまずは対応してみましょう。

そしてご自宅に戻ったら十分にお手入れしてあげようにして、長く愛用していけるように付き合っていきましょう。

それでは、また。


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