ポロシャツの"えり"とか"すそ"とか
こんにちは。アキスケです。
夏のファッションの定番のひとつといえばポロシャツです。
だいぶ暖かくなってきましたし、近々では父の日もありますから気になる存在です。
ひとくちに「ポロシャツ」といっても襟型をはじめいろんなディテールがあります。今回はそんなポロシャツのあれこれのうち、よく見かけるものを簡単にまとめてみました。少しでもお買い物の参考になればうれしいです
襟型
まずいちばん目にとまる襟型についてです。
●ポロ・ネック
「ポロ・ネック」という襟型は、画像のとおりLACOSTEの定番モデルL.12.12でも用いられている型です。
台襟がなく前ボタンが2~3つあるのが基本です。「ポロ・カラー」という呼びかたもあって同じ意味です。
(台襟=襟とボディの間にあるパーツ。ワイシャツなど襟に高さのあるシャツには付いています)
ちなみに1933年にLACOSTEで出したテニス用ポロシャツは前ボタンが2つだったそうで、その影響からテニス用ポロシャツは前ボタン2つが主流となったそうです。
●ボタンダウン
こちらも定番の襟型、ボタンダウンです。
ポロシャツのディテールというか、ふつうのシャツにもあるものですし、それと変わらないので取り立てて言うことはないです笑
先のポロ・ネックと比べて台襟があるぶん、首もとに高さが出るためよりドレッシーな印象になります。
台襟があるときちんとして見えるのでクールビズのシャツとしてもよく使われます。
台襟がある襟型としては、他にレギュラーカラーやワイドカラー、カッタウェイカラーなどがあります。
●スキッパー
前立てにボタンのないデザインのことを指します。
本来は「一見すると重ね着に見える襟元の切り替えを特徴とするセーター」の名称ですが、今はボタンがない衿付きのシャツ、カットソー、ニットウェアを指していうことが多いです。
(「重ね着に見える」ってところがピンとこないかもですが、画像をみるとVネックのカットソーと襟付きシャツを重ね着しているように見えますよね、ね!?)
ボタンのある襟よりもリラックスした雰囲気を演出することができます。
裾
●ドロップテール
今度は場所を変えて裾についてです。
商品によってはボディのうしろ半分の長さが長いものがあります。
その裾のことをドロップテールと呼んだりします。タックインしたときに裾が外に出にくくするためのディテールです。
ポロシャツはもともと馬に乗って行うスポーツで用いられたシャツです。そのときにタックインして着るのですが、裾が長くないと馬上で前傾姿勢になったときに裾がでてしまいます。しかしうしろ側が長ければそれを防ぐことができます。
ポロシャツが日常着として浸透してからはその機能が活きることはあんまりなくて「なんか邪魔だな」と感じたりすることもありますが、伝統的なポロシャツらしいディテールのひとつです。
余談ですがクラシックへの意識が強いブランドのポロシャツだと後ろをかなり長くしてある場合があります。
いまはタックインして着ることは珍しくありませんけれど、20年くらい前はタックインをあまりしなかったので扱いに困りました笑
おわりに
というわけで今回は夏の定番アイテムポロシャツについてでした。本当は襟の形はワイシャツと同じくらいたくさん種類があったり、素材とかいろんな要素があるんですけど、膨大でキリがないのでやめました!w
とはいえ、取りあげた箇所はどこも目立つ場所なので選ぶときに少しでも参考になれば幸いです。
それでは、また。