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キーワードでつかむクワイエットラグジュアリー

こんにちは。アキスケです。

先日に無印良品のMUJI Laboが2024年の秋冬シーズンから体制変更をして、デザイナーはN.ハリウッドの尾花さんから自社デザイナーへ変更になります。という内容のニュースを見ました。

その記事には今後の商品展開にも触れられていて、それによると 【今後はシンプルなデザインと上質な素材を併せ持つ「クワイエットラグジュアリー」の方向で商品を展開していく。】とありました。

でました「クワイエットラグジュアリー」笑
ここ1,2年のファッショントレンドのキーワードになっていますけど、いったいどんなファッションを指すのか気になったので少し調べてみました。


とはいっても、すでにいろんな方が「クワイエットラグジュアリーとはこういう事だよ。」みたいなのをネットや雑誌で語っているので、いちから調べるというよりもいろんな記事を読んでそれらしいキーワードを拾っていったほうがざっくり輪郭をとらえる意味では良さそうという感覚でいます。
ということでクワイエットラグジュアリーを示すキーワードをぽつぽつと拾ってみました。

・派手や目立つ、を遠ざけたところにある
・控えめ、穏やか、ドヤらない
・上質な素材
・色や柄は素材の上質さを引き立てる程度に抑える
・ロゴ、モチーフは押し出さない
・カジュアルよりもドレッシー
・ノームコアとは違う(スティーブ・ジョブズみたいな感じではない)
・ファッションだけでなくライフスタイルも指す
・”映え”に対するカウンター

重複する内容もありますけれど上記のとおりです。控えめであることと上質な素材を用いるという要素はほとんどの記事で触れられていました。


ちょっと話は逸れますけれど、こういうファッションに関する言葉っていちいち難しいです。たぶんファッション自体が概念で、人によってどういうものか認識に差があるものだからだと思っています。 クワイエットラグジュアリーもそういうはっきり線引きのできない中の1側面と思っているので「こういうもの!」と言い切れないもの、言い切らないほうがいいとすら感じています。特に具体的なアイテムを持ってきて「ローファーはクワイエットラグジュアリー」みたいな捉え方は間違いのもとだと思っています。

※概念って他には、自由とか愛とか幸せとかがあります。人によってそれが何なのか違いますよね。むずい笑


クワイエットラグジュアリーとMUJI Labo の話に戻ります。
MUJI Labo が具体的にどんなアイテムを展開するか、もちろん今はわからないんですけどクワイエットラグジュアリーのキーワードである「上質さ」をどう表現するかに注目したいと思っています。

一見「上質さ」はラグジュアリーブランドだからこそ到達できる所のようにも感じるものの、いっぽうで「上質さ」自体を概念として捉えた場合はその限りでもないよなぁとか思ったりします。(「MUJI Labo の考える上質さとは○○です。」みたいな言い方での提案はありうると思います。)

もし素材の上質さを持ってくると値段はどうなるでしょうか。

「やっぱり1万円越えが当たり前になるのかな。そうなったらMUJI Labo にこだわって買う理由はまだ在るのかな。」

とか考えたりして、いろいろ想像はふくらみます。とりあえず今日はクワイエットラグジュアリーがどんなものか何となく掴んでおいて、実際の商品を楽しみに待ちたいと思います。

それでは、また。


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