ニットでよく見る柄について調べてみた【フェアアイル柄】【ノルディック柄】
こんにちは。アキスケです。
もうちょっとでニットの季節だなぁ。と思っていたらニットの柄としてよく見る「フェアアイル柄」と「ノルディック柄」について気になったのでちょっと調べてみました。
どちらも北欧辺りに由来する柄ではあるものの、ルーツとか親しまれ方に微妙に違いがあるので押さえておくと物選びとか着こなしに差が出るなぁと感じます。
フェアアイル柄
スコットランド北のフェア島という小さい島を発祥地とする柄です。
ちなみにフェア島はこの辺です。
幾何学的な柄を横にならべて、それを何段も重ねたような柄が特徴です。それと伝統的なアイテムにも関わらずカラフルなものが多いことも特徴です。
フェアアイル柄のニットはもともと漁師の人たちの仕事着のひとつという歴史がありつつも、1922年にお洒落さんで有名な英国皇太子ウインザー公がゴルフウェアとして着たことで世界的に知られるようになったそうです。
そういう経緯もあってカジュアルアイテムではあるものの、ジャケットなどドレスライクなアイテムとコーディネートされることも多いです。
スーツのインナーにフェアアイル柄のニットを合わせるコーディネートがけっこう定番です。
ノルディック柄
今度は「ノルディック柄」について見てみます。
こっちの由来も北欧にあって、主にスカンジナビア半島で伝統的に着られていた柄です。なのでこの柄を用いたニットのことをスカンジナビアニットと呼ぶこともあるそうです。
ノルディック柄もフェアアイル柄のように、幾何学的な模様が特徴であるもののフェアアイルよりも柄が大きかったり、トナカイや雪の結晶など見た目に分かりやすいモチーフを用いていることが多いのが特徴です。
ほかにはドットを散りばめた様な模様で点描柄が入っていることも特徴です。その模様は「ルース・コスタ」と呼ばれています。
これは「ノルディック柄のニット」の特徴ですけれども寒冷地由来の衣類なので厚手に編んであるものが多いです。
ノルディック柄の着こなし方は基本的にはそのまんまカジュアルで問題ないです。フェアアイル柄のところであったウインザー公の逸話のような背景は調べた範囲ではありませんでした。
という訳で今回はニットの柄として有名なフェアアイル柄とノルディック柄について調べてみました。
まとめると
フェアアイル柄
・スコットランド北のフェア島が発祥
・幾何学的な模様が並んでいる。何段も重なっている
・カラフルな色使い
・ウインザー公が着たことで有名に
・ドレスライクな着こなしにも使われる
ノルディック柄
・スカンジナビア半島が由来
・幾何学的な模様が特徴
・柄は大きめでわかりやすいモチーフが多い
・ニットは厚手の生地が多い
・使い方はカジュアル
以上です。今年はフェアアイル柄を例年より多目に見かける感じがします。着こなしの際にはこの辺りの特徴を踏まえてコーディネートするとうまくいきやすいかもです。
それでは、また。
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