ペインターパンツの由来は大工さん?
こんにちは。アキスケです。
ワークテイストのパンツに”ペインターパンツ”というアイテムがあります。
ジーンズみたいな形でありつつ、ややゆったりしたシルエット、サイドに付いたループが特徴的なパンツです。
有名なところだとLeeの”DUNGAREES”というペインターパンツがあって、セレクトショップなどで取り扱いがあるとすぐに完売になってしまうくらい人気です。
では、このペインターパンツとはそもそもどんなパンツなのでしょうか。今回はそこについて少し調べてみました。名前からすぐに想像はつきそうですね。でも横に付いてるヒモ、あれの理由を知っている人はわりと少ないのではないでしょうか。
知っているとコーディネートの参考になるかもしれませんから、学んでいきたい思います。
ペインターパンツとはワークパンツ、つまり作業着の一種です。ハケや筆などを入れるためのツールポケットがあったり、左足の側面部分にハンマー・ループという金づちを通すためのディテールが付いているものを指します。
もともと画家やペンキ職人が作業をする際に着用していたことが名前の由来とされています。
ですが、上の説明だとハンマーループが付いていることに疑問が湧きます。
先に書いたようにハンマーループは金づちを収めておくためのディテールです。
画家もペンキ塗りの人も金づちなんて関係なさそうです。なのに付いているこのディテールはいったい何なのでしょう?
「昔から存在するもの」あるあるで、ペインターパンツの由来には諸説あります。
先の画家やペンキ職人が使うパンツという説の他に、大工さんが金づちを携帯するためにつくられたとする説があります。(ハンマーループに金づちをぶら下げます)
大工は英語で”carpenter”(カーペンター)と言います。
だからペインターパンツの正式名称を「カーペンターパンツ」と言う人もいます。
ハンマーループのディテールだけに着目するとこちらの説のほうが有力に見えてきますけれど本当のところはわかりません。
もしかしたら先に画家さんやペンキ塗りの人が使っていたところに、大工さんも使うようになってディテールが加わったのかもしれませんし、その逆もあるかもしれません。
今みたいにインターネットを使って「わたしが作りました!」って瞬時に拡散できる時代でもないですし、
作業着なので、当時の使っている人たちの社会的立ち位置は高くないでしょうから注目度も高くなかっただろうな、という想像がなんとなくですが働きます。
そういうのも重なって、出自の輪郭がぼやけているじゃないかなーと僕は想像しました。
まとめます。
今回はペインターパンツの由来について調べてきました。
・ペインターパンツは作業着
・底の深いツールポケットやハンマーループが特徴
・ハンマーループは大工さんが金づちを携行するためのディテール
・ペインターパンツの由来には諸説ある
└画家やペンキ塗りのためにつくられた説
└大工さんのためにつくられた説
以上になります。
それでは、また。