ブラック企業を辞めてフリーランスとして生きるまで(2)

こんにちは、秋助です。
このnoteはその2なので、その1を読んでない方はまずこちらの話を↓​

前回は、

1.noteを書くに至った流れ
2.ブラック会社の現状
3.パートによる暴力事件
4.会社を辞めた経緯

を、中心に書きましたが、今回は、

5.仕事を辞めたときの反響
6.仕事を辞めてからの生活

で、まとめていこうかなと。あいかわらず長いですが、どうか最後までお付き合いお願い致します。

【5.仕事を辞めたときの反響】
実は台風が直撃した10月12日(土)から精神的に参ってしまい、色々な情報を取り込みたくなかったり人と関わるのが嫌になって、スマホの電源を落としていました。その間に電話やLINE、DMなど、本当に多くの方から連絡をいただいていました。その節はご迷惑おかけしました。また、心配してくださってありがとうございます。

今でもツイッターのリプや日記を読み返しては涙が出そうになります。なんというか、仕事を辞めるかどうかといった瀬戸際では「他に頼ってもいい人がいない」と思い込んでいましたが、視野を広くしてみると助けてくれる人が本当に本当に多くいてくれたんだなと気付きました。もうどうしようもなくなったときにこそ、落ち着いて大切な人達のことを思い出してみるもんですね。

【6.仕事を辞めてからの生活】
10月23日(水)に仕事を辞めてからは、フォロワーさんが文芸イベントで頒布していた御本やCDをいただいたり、だし茶漬けのお店や高級な牛タンのお店でご馳走になったり。サイゼリヤで2時間以上も話を聞いてもらったり。8時間耐久ボードゲーム会を開いたり、カードゲームバーにお邪魔したり、忘年会や新年会に参加したり、東京藝術大学の卒展に行ったりと、割と自由に過ごしていました。特に「新しい就職先はどうしよう」とか「いつまで充電期間にしよう」なんてことは考えずに、1ヶ月くらいはのんびりしてましたね。

しかし収入はなくても支出は当然あります。どんなに個人的な買い物を我慢しても国民健康保険、国民年金、大学と専門学校の奨学金返済と貯金はどんどん減る一方です。さすがに危機感を覚え始めたのですが、将来のビジョンが全く見えない。これは困った。割と真面目に困っている矢先、11月26日(火)に一つの方向を示してくれた女性がいました。

「貴族だから鳥貴族に行こうぜ」と馬鹿みたいな始まりで鳥貴族に行ったとき、何をすればいいかわからないと打ち明けたら「3ヶ月間、創作活動に集中してそれから再就職したらいいよ。就職先が見つからなくても失業手当が出るし、早く見つかれば再就職手当も出るから、創作活動を3ヶ月間がんばったら絶対に実になるはずだよ」と言われて目からウロコが落ちました。

失業手当や再就職手当とか、そういう生きていくための仕組みを社会は教えてくれない。準備もままならない内に仕事を辞めた私にとってはまさに天啓でした。それからは電撃小説大賞に応募するための小説を執筆したり、毎日noteを更新したりして創作漬けの毎日を送ります。

その合間にハローワークで仕事探しをするのですが、貴族の女性が言うには「ハローワークは掲載料がいらないからブラック企業も多い」とのことでした。考えてみれば以前ハローワークで仕事探しをしていたときに感じたのが↓

・ずっと求人募集をしている
・会社の地図が手書きになっている
・求人票に空白が多い
・ホームページがない
・仕事内容が詳しくない
・残業時間が載っていない

これ、ぜーんぶY社に当てはまってるんですよね。しっかりと探せばもちろんブラック企業以外もあると思いますが、なんだかそこで「会社に属して生きる」というビジョンが見えなくなってしまって。

初めての職場は児童館職員でした。その職場は人間関係で自律神経失調症になってしまい辞めて(この話もいずれnoteに書きます)2社目の新聞事業所でも人間関係で辞めて、そしてY社でも人間関係でも辞めて。世の中には「どこに行っても人間関係のいざこさはある。仕事だと割り切ってがんばるしかない」と言う人がいます。でもそんなのは「より良い職場環境にするための責任を放棄しているだけ」に過ぎません。

どこに行っても人間関係のいざこさはある。だからこそ会社がしっかりと管理して、注意して、罰則を与えて、物事を円滑に進める義務があると思います。備品を直さない。台風の日に出勤させる。労災が出ない休ませない有給を取らせない。

「働く」という漢字は「人が動く」と書きます。人権もない。命の保証もない。会社が私を「人」として扱わない以上、それはもう「働く」じゃなくて「奴隷」だな。と、そんな風に思ったわけです。そんな風に思ったら「会社に属して生きる意味ってなに?」と考えるようになって、そしたら特に思いつかなくてハローワークに行かなくなりました。

今回も想像以上に長くなってしまったので次回に続きます。長文にも関わらずここまで読んでくださってありがとうございました。ブラック企業の実態をできるだけ詳しく、そして、辞めてからどう生きていくのかを参考にしてもらえたら嬉しいです。このnoteをSNSなどで宣伝してもらったり、全編無料公開ですが購入してくださると励みになります。それではまた次回。ありがとうございました!

その3へ続きます。


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