はなかっぱ流。自分だけの「花」の咲かせ方。
「はなかっぱ」ご存知でしょうか?
子供向けアニメですが、コレがまた、テーマがとても良いのです。
「はなかっぱ」は、頭に皿ではなく花が咲く河童のような家族「はなかっぱ一家」やその仲間たちの日常を描いた物語です。
主人公、はなかっぱは、はなかっぱ族の1人です。
はなかっぱ族は、大人になると、頭に自分だけの「花」を咲かせます。
お父さんの頭には、「ひまわり」
お母さんの頭には、「たんぽぽ」
おじいちゃんの頭には、「はす」
おばあちゃんの頭には、「かすみそう」
他にも、「すすき」「松」「バラ」などを咲かせている人たちが周りにいます。
そして、主人公はなかっぱには、「とりあえずの花」が咲いています。
「とりあえずの花」は、子供が大人になるまで、頭に咲かせている花です。
それぞれ色んな花を頭に咲かせるはなかっぱ族ですが、これが奥深い。
頭に咲かせる花は、大人になれば何かしら勝手に咲くようなものではなく、
本人が「自分はこの花を頭に一生を生きていく」と『自分で決める』ものであり、『自立』を意味するものです。
また、決めたら簡単に咲かせられるわけでもなく、咲かすための努力が必要であったり、
どの大人にも、「なぜ、その花に決めたのか?」にまつわるエピソードが、きちんとあるのです。
例えば、昔ヒョロヒョロとして自信もなかったお父さんは、台風の日に太くて大きな向日葵に助けられて、そんなとびきり大きな向日葵を咲かせたい!と、必死で筋トレして、大きな向日葵を咲かせました。
一方で、大人になっても、まだ決まった花を見つけられず、いつまでも、「とりあえずの花」を咲かせている優柔不断なお兄さん、ふわ吉の存在もインパクトあります。
はなかっぱ族のいろんなエピソードを聞きながら、
「自分は何で生きていくか?」
を考えるキッカケとして、
今現在悩んでいる人や、これから決めていく子供を育ててる人たちに、
ぜひ見て欲しいアニメです。
ちなみに私は、自分の花を決めるなら
『ミニひまわり』が良いなと感じました。
はなかっぱのお父さんと同じひまわりですが、
お父さんと同じ普通の大きい向日葵ではなく、
(お父さんの場合、普通よりさらに大きな向日葵を目指したわけだけど)
私なら、とても小さなミニ向日葵を、5、6個くらいブーケみたいに、
ポポポポンッと咲かせたいです。
小さいながらも、癒し効果抜群。プラス思考になれそうな雰囲気で、
小さいからこそ、ブーケや鉢植えとして、場所を取らず、プレゼントもしやすい。
「今日もおつかれさま。まあちょっと一息、ホッとしない?気楽にいこうよ。大丈夫大丈夫。」
そんな雰囲気の大人でありたいのです。